暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0442話
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、そうよ。いいわ、送って頂戴」

 ホワイトスターと通信をしていたのだろう。再び転移フィールドが展開されたと思うと、次の瞬間そこには俺の愛機でもあるグロウセイヴァーの姿があった。

「オーバーホールは完了しているわ。一応、部品の総取っ替えをしたから暫くはアクセルの操縦にも何とか耐えてくれる筈よ。……気をつけてね」

 最後にもう一度唇を重ね、通信を使って他の面々のフォローへと回るマリュー。
 その後ろ姿を見ながら、俺もまたグロウセイヴァーの姿に異様な物を感じているらしい魔法使い達を尻目に、そのコックピットへと向かう……前に、指をパチンッと鳴らして全身を炎に包み込んで20代の人の姿へと戻る。
 何しろ、角はともかく羽やら尻尾やらがあっては碌にコックピットに座る事も出来無い。

「ほう、それがお前が魔法世界で身につけた力か」

 そう声を掛けて来たのはエヴァだった。どこか興味深そうに俺とグロウセイヴァーを見比べている。

「お前の記憶と実際に見るのとでは大違いだな。……少し待て」

 一瞬だけ精神を集中させ、何らかの魔法を俺とグロウセイヴァーへと掛けるエヴァ。

「あの墓守人の宮殿に行くのだろう? そのまま突っ込む訳にも行かないだろうしな。一種の魔法障壁を張ったからあの中にも突破出来る筈だ。……色々と聞きたい事もあるのだが、それはこれが片付いてからだな」
「悪いな、詳しい話はフェイトから聞いてくれ」

 乗降ワイヤーを使い、グロウセイヴァーのコックピットへ。
 懐かしい感覚に陥りながらも、グロウセイヴァーを起動させていく。

「グロウセイヴァー、アクセル・アルマー、出るぞ!」
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