魔法先生ネギま!
0442話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
マカッターを振るっては召喚魔を纏めて消滅させる。あるいは上空にスプリットミサイルを発射しては瓦礫と召喚魔を纏めて消滅させていた。
さすがにイザーク、元ザフトの赤服といった所か。
『了解了解。さっさとゲートに向かうとしますか。……にしてもお前さん、今のアクセルの姿を見ても何も驚かないんだな。普通は驚くと思うんだが』
『ふんっ、元々この男がまともな存在では無いというのは最初から知っていただろう。それが羽や角が生えたとしてもそう驚く事でもない』
「アクセル・アルマー、君って一体どういう存在だと思われてるんだい?」
イザークのその台詞を聞き、どこかジト目で俺へと視線を向けるフェイト。
いや、それを俺に聞かれてもな。俺は俺だとしか言いようがないんだが。
『よし。護衛のイザークも来た事だし、敵の攻撃を心配する必要も無くなった。ここからは一気に行くぞ』
ムウの声が響き、量産型ゲシュペンストMk-Uのテスラ・ドライブの出力が上がりその速度が増す。
何しろ掌の上には俺とフェイトがいて、風圧で吹き飛ばされないようにもう片方の手で覆っているのだ。使える武器といったらスプリットミサイルとスラッシュ・リッパーくらいしかない今のムウでは慎重にならざるを得なかったのだろう。メギロートがいれば護衛を任せる事も出来たのだろうが、造物主の押さえに置いてきてしまったからな。
その為、イザークという護衛を得た今は速度を増して、どんどんと麻帆良のとある部分へと向かっている。
……学園結界が機能していない?
本来なら人外の存在と化した今の俺ならエヴァのように学園結界で能力を抑えられてもおかしくない筈だ。だが今の俺は魔法世界で活動していたままの万全の状態だ。何故だ? と一瞬考えたものの、恐らく瓦礫や召喚魔に対抗する為にエヴァの力を借りようとして解除したのだろう。そんな風に考えている間にもムウの量産型ゲシュペンストMk-Uは女子寮の横を通り過ぎて以前何度か立ち寄った事もあるその丘へと到着した。その丘の上にはゲートが展開されており、マリューと量産型W、魔法先生達の姿も何人か見える。
「おいおい、何もこんな所にゲートを展開しなくてもいいだろうに」
思わず呟いたその言葉に、隣にいたフェイトが興味深そうに尋ねてくる。
「……ゲート? それは僕達の知ってるゲートとは別物なのかい?」
「あ? ああ。全くの別物だよ。俺の言ってるゲートってのは科学の力で作られた限定的な空間転移装置で、魔法の力なんてものは一切関係無い。ただ、効果は似ているかもな。このゲートシステムってのを展開した場所と次元の狭間にある俺達の本拠地を転移装置で繋ぐって代物だから」
そうして話している間にも丘の真上に到着した量産型ゲシュペンストMk-Uはテスラ・ドライブを使
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ