魔法先生ネギま!
0442話
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! 聞こえているな! 俺の記憶を追体験したなら知ってると思うが、あの虫型の機体――メギロート――は無人機だが味方だと考えてもいい。奴等に対する攻撃命令を出すから、お前等は被害を受けないように援護に徹しろ。俺が戻って来るまでにメギロートが全機やられたら防衛戦にでも徹して何とか持ち堪えろ。それと、この状況は神楽坂の能力も影響している筈だ。出来れば意識を取り戻すようにしておけ。分かったな!」
「うん、分かった! アクセル君が戻ってくるまでなら何とかしてみせるよ!」
ネギの声を聞き、フェイトの襟首を掴んだまま羽を羽ばたかせてムウの操縦する量産型ゲシュペンストMk-Uの掌の上へと着地する。
「ムウ、地上に戻ってくれ。俺の機体も持ってきてるんだろう?」
『あ、ああ。それは確かだが……お前さん、本当にアクセルなんだよな? いや、顔には面影があるけど』
「まぁ、そうだな。こっちの世界で色々とあってな。おもにこいつのせいだが」
襟首を掴まれて不満そうな顔をしているフェイトへと目を向ける。
「……僕のせいとだけは言い切れないと思うんだけどね」
「俺がこの姿になったのは京都でリョウメンスクナノカミを吸収して、麻帆良に侵入した爵位持ちの悪魔であるヘルマンを吸収したからなんだがな?」
「それは確かに僕のせいかもしれないけど、闇の魔法の暴走は君自身の選択だろう? おまけに、精霊を喰らってその暴走を乗り越えて文字通りの意味で人外に転生するとか」
『あー……話している内容は良く分からないが、多分そこの坊主の言ってる方が正しいように感じるのは俺だけじゃないと思う』
ムウの声を聞き、どこか勝ち誇ったような笑みを口元に浮かべるフェイト。……こいつ、無表情じゃなくなったと思ったら途端に生意気になったな。
そんな風に思いながらメギロートを見ると、既にデュナミスやクァルトゥムとの戦闘を始めている。
さすがに幾つもの星を滅ぼしてきた戦闘AIと言えども魔法を使うような存在と戦うのは初めてな為か、どこか手こずっているように見える。それでもクァルトゥムが放った爆発する蜂をドーナツ状のサークルレーザーで纏めて消滅させ、その尖った角で突き刺そうとしたり、あるいはデュナミスが創り出した闇人形をその強靱極まりない口で噛み千切ったりしてそれなりに互角の戦いはしているのだが。
だが、それもデュナミスとクァルトゥムがこれまで魔法ではなく科学で作られた機体相手に戦闘経験がない為に面食らっているのだろう。そしてその隙を突くかのように放たれるネギ達の援護に手を割かれているというのもデュナミス達が苦戦している原因の1つだと思われる。
造物主が様子見をしているのと、メギロートが5機いるというのも大きいだろうが。
『にしても、折角あの魔法使いの爺さんに魔法を掛けて貰
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