一部【スサノオ】
プロローグ
[2]次話
飛び交う閃光…
次々と倒れ行く人々…
怒号と絶叫のその中で、その青年はたち呆けていた。
青年は右の手に握っていた剣をがらん、と落とし膝から力なく地面へと座り込み…静かに口を開く。
「ここは…地獄だ……」
込み上げる嗚咽…
沸き上がる怒り…
そんな不安定な青年の手を引いたのは赤い髪の女性だった。
「なにしてるのっ!早く逃げるわよ!」
ハッ、と我にかえり青年は女性を見上げる。
「クラウ…っ!?」
と、その女性の名前を呼び掛けた時、青年の瞳に写ったのは…
グチャ…
鈍い音と黒ずんだ赤色…そう…
絶望だった。
[2]次話
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