同志
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湧く。
その場にいた全員が笑い、ガッツポーズをし、抱き合い、そしてまた笑った。
と、そこにルーシィとハッピー、クロスが戻ってくる。
「クロス君!」
「ご無事で何よりです」
「ティアは!?」
「おいおい、第一声がそれかよ。やっぱライアーはティアの事痛てててっ!足踏むなよライアー!」
サルディア、ヒルダ、ライアー、スバルが駆け寄り、それぞれ口を開く。
スバルはいらぬ事を口走りかけたのでライアーに足を踏まれ、それを見たクロスは微笑を湛えながら口を開いた。
「安心しろ、姉さんは無事だ」
それを聞いたライアーはほっと溜息をつき、それを見たスバルがまた口を開きかけ、ライアーはスバルの足を踏む己の足に力を込めた。
「ん?ナツとティアはどうした?」
ナツとティアがいない事に気づいたエルザがハッピーに問いかける。
「あい、用事があるからって。ティアの場合は呼び止められて」
「用事?」
「何じゃいそりゃあ」
「呼び止められた?」
「何で?」
グレイ、エルフマン、アルカ、ルーがハッピーにそう問うと、ハッピーは左手を上げて答えた。
「たいした事じゃないのです」
ファントムのギルドに残った2人の片方・・・ナツは、倒れているガジルに声を掛けた。
「よぉ。聞こえるかガジル・・・」
「・・・」
ガジルは答えない。
「ま、まぁいいや・・・声出すのもしんどいから、手短に・・・聞くぞ・・・」
俯せに倒れるガジルに、ナツは仰向けの体勢からゴロンと転がり、口を開く。
「お前・・・滅竜魔法、どこで・・・覚えた・・・?」
「・・・」
ナツはそう問いかけるが、ガジルは答えない。
痛みを堪えながら、必死に体を起こす。
「オイ!同じ魔法使える奴に初めて会ったんだ!そんくれー教えてくれても・・・」
「うるせェ・・・」
そう呟くガジルに、ナツはムカッと怒りを覚える。
「メタリカーナ」
「!」
「鋼鉄のドラゴン、メタリカーナだ」
その答えにナツは一生懸命ガジルに向かって4足歩行で歩いていく。
「やっぱりドラゴンに教えてもらったのか!?」
「お前もか」
「そいつ今どうしてる?」
「さぁな」
「そ・い・つ・い・ま!ど・う・し・て・る!?」
「知らねぇって言ってんだろーが!クズがっ!」
ゴッとお互いに頭をぶつけて怒鳴り合うナツとガジル。
「あたた・・・」
「いてぇ・・・」
が、お互いにかなりの怪我をしている為、ぶつけた箇所から痛みが走った。
2人は背を向け、頭を抱える。
「テメェなんかと話してると脳みそが灰になっちまいそうだ」
「何だとォ!?」
ガジルの言葉に突っかかるナツ。
すると、ガジルは先
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