TURN101 偽帝その二
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「中々面白いですね」
「博士、いえお父さんに名付けてもらいまして」
「それでなんですか」
「そうなんです。それとですけれど」
ウナギはさらに言う。
「あの、私は艦隊指揮が出来ますので」
「うむ、練習やテストの結果は見せてもらった」
ジューコフもその彼女に応える。
「中々のものだな」
「有り難うございます」
「君には期待している」
こうウナギに対して言うのだ。
「それでは戦ってくれ」
「はい、私頑張ります」
「さて、それでは君に先陣を務めてもらう」
今回の侵攻のだというのだ。
「祖国殿がいない分まで働いてもらう」
「わかりました」
「そしてバルト三国の方々もです」
ジューコフは彼等にも声をかける。
「第二陣としてお願いします」
「わかりました」
三人を代表してリトアニアが応えた、そうした話をしてだった。
ソビエト軍はウナギを先陣としてラーゲリに展開する枢軸軍に向かう、ダグラスはその敵の先陣を見て言った。
「何かあからさまに怪しいな」
「あの先頭の艦隊ね」
ドロシーがそのダグラスに応える。
「こちらに一直線で突き進んでくる」
「普通の戦艦と巡洋艦、それに駆逐艦の艦隊だけれどな」
編成自体は普通だ、だがなのだ。
「怖いもの知らずって形で来やがるな」
「まるで攻撃を受けても平気みたいに」
「艦載機は無理か?」
ダグラスはその艦隊の中の巡洋艦を見た、見ればだ。
「あれは防空巡洋艦だな」
「そうね」
「艦載機は無理っぽいな」
ダグラスはまずこの攻撃を消去した。
「じゃあ次はな」
「ビームだけれど」
「バリアはないな」
そうした戦艦ではなかった、普通のソビエトの戦艦だ。
だがそれでもだったのだ、ダグラスはその突撃に恐れないものを感じてこうドロシーに言ったのである。
「バリアはなくてもな」
「ビームに対策がある」
「そんなこと出来るのかよ」
「私の知る限りではないわ」
ガメリカの科学技術庁長官の言葉である。
「そうしたことは」
「そうだよな、けれどそれでもみたいだな」
「ビームっていうたら電気やろ」
ここで言って来たのはブラジルだった。
「電気やったら心当たりあるで」
「デンキウナギだホーーーー」
ハニーも言って来る。
「宇宙怪獣でも大型でいるホーーーー」
「つくづくアマゾンは凄い場所ですね」
マカオがハニーの言葉に唖然となる、アステカとの戦いで入ってはいるがあらためてその恐ろしさを知ったのである。
「そんな無茶苦茶な怪獣までいるなんて」
「それがアマゾンだホーーーー」
「そのデンキウナギがなんだな」
ダグラスはあらためてハニーに言った。
「電気、ビームを吸収するんだな」
「そうだホーーーー」
「じゃあそれか?ビ
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