美食屋、ネルグ街に転生する!
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をつけてシャルロットを探し出そうと考えたのだ。
とりあえず彼はこの街で修業を開始した。
―――――正拳を1日に10000本突いてみたり、
―――――ダッシュを1000本どしてみたり、
―――――記憶に残っている漫画の技を試してみたり、
とにかくがむしゃらに修業をして、なんとなく力がついてきたなあと思ったあとは次の段階へとすすめた。
実戦経験の獲得である。
このネルグ街が貧しいのはとある理由があり、一部の悪党が食糧を独占しているためであった。なので俺は覆面をかぶり、その悪党たちを闇打ち――――――闇打ちといっても正面から勝負を挑んだので闇打ちといっていいかわからないが。――――――し、戦利品として食糧を奪ったりした。
しかし覆面をしても噂が広がるのかだんだんと俺が覆面の正体だという噂が広がっていき、そのうちその悪党どもから襲われるようになる。
最初は俺を勧誘してきたが、ネルグ街の皆を苦しめているやつらの仲間になる気はもうとうなかったので断ったら襲ってきたので撃退したらさらに多くの悪党が襲ってきた。
こうして俺と悪党たちの激闘の日々が始まった。
悪党を襲撃し俺が食糧を奪い――――――
悪党が俺を襲撃し俺が帰り打ちにする――――――
そんな日々だった。まあ日々鍛錬を重ねて、奪った食糧で体力も上がっている俺を相手にするのはただのチンピラでは無理なわけで、そのうち俺には勝てないと悟ったのかどんどん悪党どもは数を減らしていった。またそんな俺の周りにはネルグ街のストリートチルドレンたちが近寄ってきた。
悪党どもを追い払える俺の戦闘能力を見込んで庇護を求めてきたのだ。
「兄貴、飯だぜ?ジョウたちが早く来いってよ!」
「わかった、今行くマッチ(…)」
まあ少しうっとうしかったが俺も子供は嫌いではなかったのでそれを受け入れた。今では弟分のマッチと一緒に面倒を見ている。
…そう、トリコ原作キャラ、グルメヤクザ副組長の『マッチ』のことである。
確かに彼もネルグ街出身だったなあと思っていたが、まさか俺の弟分になるとは。わからないもんだなあ…。
そんな俺には今一つの悩みがあった。
「なあ、兄貴。この卵いつまで持ってるんだ?」
「それが孵化するまでだ。」
そう、卵がいつまでたっても孵らないのだ。
ヨミエルからもらったこの『鏡心きょうしんの卵』。俺の心を反映した獣が生まれるらしいが、いまだに孵る様子がない。
「でもよ〜、いつ孵るんだこれ?」
「さあねえ…」
でも俺の心には焦りはなかった。恐らく俺の実力がまだ足りないんだろうと思ったからだ。
「………これ食
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