暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第二話『交渉。そして激突!!』
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きな口を叩くね。グレモリー、教育不足では?」

どうやら俺のまとめて相手してやるという言葉が気に食わなかったらしい。その口調はどこか苛立っていた。

上等だ、やってやる!

「イッセー、お止め―――」

俺を落ち着かせようとした部長だったが、そんな俺の前に木場が介入する。

「ちょうどいい。僕が相手になろう」

特大の殺気を体から発して、木場は剣を携えていた。いつもの爽やかな笑みは、なりを潜めている。

こいつは本当に木場なのか…?

「誰だ、君は?」

そのゼノヴィアの問いかけに木場は不敵に笑った。

「君たちの先輩だよ。――――――失敗だったそうだけどね」

その瞬間、この部室内に無数の魔剣が出現した。

その瞳は、憎悪の念一色だった。






その時の俺たちは気づかなかった。


「……………」


アーシアを見るシオンの瞳には、悲しみの感情が込められていたことを。



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