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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第二話『交渉。そして激突!!』
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、しかし目を細めるだけだった。
「それは、その娘が君の幼なじみだからかい?シオン」
そのゼノヴィアの言葉にシオンは眉根を寄せるが、あくまで冷静にゼノヴィアの言葉に反論する。
「俺はただ自分の思ったことを口にだしただけだ。――――――それに彼女は自分で悪魔となったんだ。なら俺にはもうなんの関係もない」
「!?」
その言葉に、アーシアは先程魔女といわれた時よりショックを受けたような表情になった。
いま、こいつなんていった…?
俺は自分の中から湧き上がってくる気持ちを抑えきれずにシオンの肩を掴む。
「お前!今のは本気でいったのか!」
俺は無理矢理シオンの顔を自分のほうへむける。
「…なんだ、お前は」
「俺は兵藤一誠。アーシアの家族だ!」
「(ぴく)…そうか。それでその家族がいったいなんの話だ」
シオンが俺の言葉を聞いて、僅かに眉を動かすが、そんなもの知ったことではない。
俺はシオンの胸倉をつかんだ。
「やめなさい、イッセー!」
「やめてください、イッセーさん!」
部長とアーシアが俺のことを止めようとするが、俺はもうそんなことでは止まらない。
俺はこいつのことを楽しそうに語るアーシアのことを見ていた。
アーシアがこいつのことをどれだけ大切に思っているかがそれでわかるほどだった。
だから、
「さっきの言葉は本気でいったのかって聞いてんだ!!」
だからこそさっきの言葉は許さねえ!!
「…だとしたら?」
こいつっ!?
あんまりなその言葉に俺は頭に血が上って、拳をふりかぶり、シオンを殴りつけようとするが、突如体が軽くなり、浮遊感が俺を襲う。
ガッシャアアアアン!!
「がっ!?」
「イッセー!」
いつの間にか地面にたたきつけられていた。なんだいまのは!全く気づかなかったぞ!?
気づいたら俺は無表情に佇むシオンに見下ろされていた。その顔からは全く感情が読めなかった。
「…なぜそこまで熱くなる。君とアーシアは元は他人のはずだ」
そのシオンの言葉に俺はやつを睨みつけながら答える。
「初めにいっただろ!アーシアは俺の家族だ。友達だ。仲間だ。そんなアーシアを悲しませるやつは許さねえ!おまえらがアーシアになにかしようってんならまとめて俺が相手してやる!」
そうだ、こいつは。こいつらはアーシアを悲しませた!いくらこいつが強くても絶対に許さねえ!!
しかし俺の言葉に反応したのは俺を見下ろしていたシオンではなく、横で見ていたゼノヴィアだった。
俺の言葉にこんどはゼノヴィアが目を細める。
「それは私たち―――我ら教会すべてへの挑戦か?一介の悪魔にすぎないものが大
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