暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第二話『交渉。そして激突!!』
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(エクソシスト)がわざわざ出てくるなんて、いったい何事かしら」


彼ら十三機関は単独での行動権を与えられている代わりに、各派閥からの依頼は必ずうけなくてはならない規則がある。そしてその依頼された任務は殆どの場合が、上級堕天使、上級悪魔が関わっており、それ以外の任務でもその危険度は他の悪魔払い(エクソシスト)の任務よりも比較にならない難易度だと聞く。

つまりは十三機関の彼がこの町に来たというだけで、かなりの厄介事がこの町で起こってることが推測できる。

私の言葉に彼、シオン・ラザフォードは口を開いた。

「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われた」



…ああ、やっぱり厄介事だった。それもとびっきりの。









「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われた」


エクスカリバーが奪われた?しかもカトリック、プロテスタントって……。


そういや、キリスト教にも派閥があるって学校で習ったような。


でもエクスカリバーがなんでカトリック、プロテスタント、正教会から盗まれるんだ?


一箇所にあるんじゃないのか?

そんな俺の疑問に答えてくれたのは我らの主。部長であった。

「聖剣エクスカリバーそのものは現存しないわ」

俺の心の声が聞こえたのは部長だった。あれ?なんで聞こえたんだろう

悪魔になりたての俺を気遣って、部長たちはエクスカリバーの説明を含めて話を進めていった。

エクスカリバーはかつて起きた大戦により砕け散り、いくつかの欠片へと分散していったらしく、緑のメッシュをいれた彼女、ゼノヴィアの言葉によれば、今のエクスカリバーは大昔の大戦で四散したエクスカリバーの刃の破片を拾い集め、錬金術によって新たな姿となって、七本に生まれ変わった物で、それを、それぞれの派閥の教会が管理しているという。

ちなみにゼノヴィアの持っているのは、『破壊の聖剣エクスカリバー・デストラクション』。カトリック側が管理しており、イリナが懐から取りだした長い紐。それが変化して現れた日本刀は、『擬態の聖剣エクスカリバー・ミミック』。後者は変幻自在にカタチを自由自在にできる能力を持っており、このように、エクスカリバーはそれぞれ特殊な力を有しているらしい。

ちなみに、2人の持っているエクスカリバーを実際に見せてもらったが、…あれはヤバい。悪魔歴の浅い俺でもわかるほどの強力さだ。

やはり聖剣は俺たち悪魔にとっては相当危険な代物のようだ。


ん?そういえば、


俺は気になったことを、彼らのリーダーである、シオン
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