暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第二話『交渉。そして激突!!』
[1/9]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
駒王学園生徒会長、支取蒼那。いや、駒王学園に通うもう1人の魔王の妹である『ソーナ・シトリー』と接触し、このあたりの縄張りの主である『リアス・グレモリー』との交渉の席を設けることに成功した俺たちは、彼女の根城であるという『オカルト研究部』の部室の前に来ていた。
「しかし、悪魔がオカルト研究部とはね。まあそれらしいといえばそれらしいが…」
「なんか安直ね」
2人が呆れたように部室の扉にかけてある『オカルト研究部』とかかれたプレートを見ていた。
いやたぶんそういう狙いじゃないと思うが。
「おそらく悪魔の活動をカモフラージュする一種の擬態だろう」
もしくはリアス・グレモリーのただの趣味か。
まあ、俺たちには関係ないか。
「それでは入るぞ」
そして俺は扉を拳で軽く叩く。
「教会の者だが、リアス・グレモリー殿の部室はこちらでいいだろうか?」
すると中から女性の声が聞こえてきた。おそらくこの声の主がリアス・グレモリー本人なのだろう。
「ええ、あってるわ。入ってちょうだい」
「失礼する」
相手方の許可がでたので俺たちは扉を開け、部屋へと入る。
部屋のなかには紅の髪を持つ女性を護るように数名の男女がその女性の後ろに控えていた。恐らく彼らがグレモリー眷属のメンバーなのだろう。…1人やたらと殺気が漏れ出ているやつがいるが、まあ気にしなくても良いだろう。教会が悪魔を疎むように、悪魔も我々教会の者を嫌うのが自然なのだから。
とりあえず、自己紹介といこうか。いくら勢力的に敵対している相手でも最低限の礼儀は守らなければ。
「お初にお目にかかるリアス・グレモリー。私は今回教会より派遣された、特務部隊小隊長。名は「シオン君・・ですか?」なに?」
途中、女性の声に俺の言葉は遮られた。
先程は横にいる男の眷属の影に隠れてよくわからなかったが、そこには未だに幼さの残る少女がいた。
どこかで見たことがあるような…。
その時呼び起されたのは遠い昔、彼女とまだ孤児院で生活していた時の記憶。彼女の顔と目の前にいる少女との顔が重なる。
……まさかっ。
「アーシア…なのか?」
その俺の言葉に彼女はどこか嬉しそうな、…どこか悲しそうな表情でほほ笑む
「はい、お久しぶりです。シオン君」
それが、俺と彼女、アーシア・アルジェントとの数年越しの再会であった。
現在、私たちオカルト研究部の部室には、普段なら絶対にやっとこないような客人が、目の前にいる。
目の前のソファーに座っているのは教会のローブを着た3人。
そう、私たちの天敵である教会の関係者たちだ。先程3人に自
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ