暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
フェアリーロウ
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はそれをも包み込む聖なる光を信じたい。全てを導く聖なる光を」







聖十大魔道が2人。
1人は幽鬼の支配者(ファントムロード)のギルドマスター、ジョゼ・ポーラ。
1人は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドマスター、マカロフ・ドレアー。

「・・・なんだ・・・?この温かいような・・・懐かしい様な魔力は・・・」
「!」
「おじー・・・ちゃ、ん?」
「ん・・・んあ・・・」

すると、先ほどまで気絶していたグレイ、エルフマン、ルー、アルカ、ミラが目を覚ます。

「全員この場を離れよ」
「マスター!?」
「何でここに!?」

重症のはずのマカロフがここにいる・・・それに驚くグレイ達。

「言われた通りにするんだ」
「エルザ・・・」
「フン」

エルザはキッとジョゼを睨みつけ、倒れているグレイに駆け寄った。
アルカもすぐにとてつもない素早さでミラを抱え、ルーもよろめきながらも立ち上がる。

「行こう、立てるか」
「で・・・でもよォ」

その場を離れようとするエルザに反論するグレイ。

「あなたが出てきた以上、ザコにはもう用はありません。しかし後で必ず殺してあげますよ」

ジョゼがそう言うが、マカロフは何も言わない。

「私達がいたのではマスターの邪魔になる。全てをマスターに任せよう」

エルザのその言葉を聞き、全員はその場を立ち去った。
そしてその場にはマカロフとジョゼ・・・2人の聖十大魔道が残される。

「こうして直接会うのは6年ぶりですね。その間に妖精の尻尾(フェアリーテイル)がここまで大きなギルドになっていようとは」

ジョゼが口を開く。

「ふふ、もう潰れちゃいましたがね」
「ギルドは形などではない。人と人との和じゃ」

そう返しながら、マカロフは魔法陣を描く。

「しかし嬉しいですねぇ・・・聖十大魔道同士がこうして優劣をつけあえるなんて」

ジョゼも構える。

「全てのガキ共に感謝する。よくやった」

ジョゼの言葉を聞き流し、マカロフは尚も魔法陣を描き続ける。







妖精の尻尾(フェアリーテイル)である事を誇れ!」






マカロフがそう叫んだ瞬間・・・強大な魔力が広がった。








雲が渦を巻く。
湖が突如荒れ始め、外で幽兵(シェイド)と戦っていたメンバーは驚愕する。

「なんだ!?」
「空が・・・」
「ひィイ!」
「うああ!」

雷が鳴り、稲光が走る。

「オイ!地面が!」
「地震!?」
「どうなってんだーーーーーっ!?」

それと同時に地震も起き始め、メンバーは更に慌てだす。

「ヒルダ」
「・・・とてつもない魔力
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