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ハイスクールD×D 〜 もう一人の副会長は生徒会の切り札(ジョーカー)! 〜
第四話『報連相《ほうれんそう》は大事』
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て、私たちの元々の仕事を放棄するというの!?」
「別に構わんだろう。どうせ今回の計画は上を騙しておこなっているのだ。適当に報告すればいい」
「だけど!」
「いい加減にしろレイナーレ。あなたは至高の堕天使となるのだろう?ならば多少の屈辱は絶えてもここは無傷で生き延びるべきだ」

小声でなにを言っているのかわからなかったが、どうやら話はついたようだ。

俺はドーナシークに問いかける。

「で、一応聞いておくが、俺がここで貴様らを見逃して、なにかメリットがあるのか?」

そう、俺の目的はこいつらの目的を吐かせることだ。ここで見逃すどうりはない。

だが、ドーナシークはそんな俺の言葉を嘲笑う。


「いいのか?現魔王たちは戦争が起きるのを嫌っていたはずだが?」

確かに、現在の悪魔は、かつての大戦争によって人口を著しく減らしており、それが理由で現魔王様たちは戦争反対の立場をとっているが…、


「それがなんの関係がある」
「案外察しが悪いな閃光の。私はこういっているのだよ。…私たちに手を出せば再び戦争が起きるとね?」
「!?」

頭では、このような下級堕天使がやられたぐらいで戦争が起こるわけがないと頭では理解していたが、もしかしたらというひとさじの思いから、一瞬こいつらに手をだすのを躊躇してしまった。







ニタリ

「隙を見せたな?」

その隙をつかれてしまった。

ドーナシークの手から、一つの球体状の物体が落ちる。俺は、それがなにかを確認すると、大急ぎで、今までのやりとりを戸惑いながら見守っていた、兵藤へと駆け寄る。


「耳をふさいで伏せろ、兵藤!!」

兵藤は俺の突然の言葉に戸惑いながらも、耳をふさいだ。

俺はそれを確認すると、急いで兵藤を地面に追いやると、俺自身もその場に伏せる。









ドオォォオン!!

「うおっ!?」
「っ!?」

公園が、光と爆音に包まれた。

やつが爆発させたのは、普通はエクソシストが使う、対悪魔用のスタングレネード。主に逃走用に使われるものだが、これは悪魔に害のある力も放つので、俺もとっさに離れたのである。

俺は光がやむととっさにやつらがいた場所を見るが、すでにやつらの姿はどこにもなかった。逃げられたのだ。

「くそっ!」

俺が悔しさのあまり毒づいていると、俺の後ろから、知り合いの声が聞こえてきた。


「光の魔力を感知して来たのだけれど、どうゆう状況か説明してくれるかしら、羅来?」


そこいたのは、紅の髪を持つクラスメートにして、我が主ソーナ・シトリーの親友である悪魔、『リアス・グレモリー』だった。





〜回想終了

それで俺はリア
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