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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。「永久の愛を」《1st》
第一章
*エースとの別れ*
雷が泣いた日。5
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少しだけ離れた場所に立っていた大仏男が眉間に皺を寄せ、拳を震わせていた
・・・地獄耳のアイツが今の会話を聞いてなかったはずがない
昔からの勘でそう思った
センゴク「そうか・・・なら・・・海賊として生きていく、という事か?」
リノ「そう」
センゴク「・・・成る程な。
お前は今日から・・・我々の敵だ!・・・覚悟しておけ」
リノ「・・・・・・あっそ」
クルっと振り返るとあたしはレオンの隣に移動していた
レオン『もういいのか?』
リノ「・・・うん・・・メリーサから何か来てる?」
ミファル『来てる。ハンコックが場所、突き止めたみたい』
リノ「・・・そっか」
ミファル『リノ?』
静かに深呼吸をすると目を閉じた
もうこれ以上ここにはいられない
リノ「ミファル あたしを・・・九蛇城に連れて行ってくれない?」
そう言うとほぼ全員が驚いた目であたしを見た
レオン『だが・・・いいのか?』
リノ「・・・うん。」
フードをちゃんと被って顔を見られないように、
気持ちを悟られないように皆より少しだけ早く歩いた
こんな事しなくても もう気付かれてるかもしれない
けど、皆には無理して欲しくないから
あたしのせいで嫌な思いはしないで欲しい
・・・だからあたしは一人になりたい
リノ「・・・ハンコックに会ったら・・・ごめんって伝えといて」
最後の最後まで皆の顔を見ずに止まると
目を閉じるとあたしは真っ暗で静かな自分の部屋に来ていた
リノ「・・・やっと・・・戻ってきた」
やっぱりこの部屋は落ち着く
ローブをとって近くの椅子の背もたれにかけると
ベッドの上に倒れこんだ
リノ「・・・エース・・・」
もう辛い思いをしなくて済むって思ったのに
脳裏に思い浮かんでくるのはさっきまでの嫌な光景だけ
もう・・・嫌だよ・・・
・・・せっかく・・・会えたのにまた・・・別れちゃうなんて
もう・・・会えなくなるなんて・・・嫌だよ
エース・・・会いたいよ・・・!
それから数日後。
あたしはいつものように部屋で泣いていた
誰かが部屋のドアをノックしても出る事なく
レオンたちの声が聞こえても部屋の外へ出る事はなかった
そして今日もいつものようにベッドの上で泣いていた時・・・
「「プルプルプル〜 プルプルプル〜」」
暗くて静かな部屋に誰かのでんでん虫が鳴
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