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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。「永久の愛を」《1st》
第一章
*エースとの別れ*
雷が泣いた日。5
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・・・もう嫌な思いをしなくて済む


そう思って一歩踏み出した時、


シャンクス「待てよ!お前・・・リノだよな?」


下からあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた


あたしが何と言おうと・・・シャンクスは一人で喋り始める


シャンクス「やっぱりそうだよな?久しぶりだな〜!

何年ぶりだろうな・・・六、七年か?本当に懐かしいな・・・」


リノ「・・・はぁ・・・ちょっとここで待ってて。すぐに戻る」


ギガル『ほーい』


レオン『気をつけろ』


リノ「うん。ミファルお願い」


静かに頷いたミファルの頭を軽く撫でると


溜息を付きながらシャンクスの前に立った


シャンクス「へえ〜・・・面白い仲間を見つけたんだな」


リノ「要件は何」


腕を組んであたしの前に立つシャンクスを見上げると


さっきまでは軽く笑っていたくせに真剣な顔をした


シャンクス「皆の治療が終わったらエースと白髭の弔いをやるつもりだ。

・・・お前も出ないか?」


リノ「いい」


シャンクス「・・・本当にいいのか?辛くならないのか?」


リノ「任せる」


辛くなるに決まってる


どうしてあの時助けてあげられなかったんだろうとか、


どうしてあの時もっと優しくしてあげれなかったのかなとか


自分の事を責めて責めて・・・


途中で抜け出すぐらいなら最初から出なければ良かったって後悔するから


・・・辛くなるなら、後悔しちゃうなら・・・行かない方がいいんだ


シャンクス「これからは・・・どうするんだ?」


リノ「は・・・?」


シャンクス「王下七武海の海姫≠ニして生きていくか、


―――白髭エドワード・ニューゲートの娘≠ニして生きてくのか・・・」


リノ「・・・知ってたんだ」


シャンクス「レイリーさんから聞いた」


リノ「知ってて・・・何でもっと早く・・・来なかったの?」


少しだけ悔しくて声が震えてたとしても気にしなかった


シャンクス「・・・悪かったな」


リノ「もう・・・いいよ」


シャンクスは悪くないのに何で八つ当たりしてるの?


全部悪いのは助けれなかったあたしなのに・・・


・・・あたしのせいなのに・・・何で・・・?


だけどやっぱり知らなかったのはあたしだけなのか


ジジイの船でシャンクスと初めて会った時から、コイツはあたしがアイツの娘だって事を知ってたのか


リノ「・・・あたしはもう・・・海軍には従わない。

これからは自由にやらせて貰うから・・・」


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