アナザーレコード アルマの手記
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正体を両親はその時理解した。
知らないものを知りたい。それ「だけ」の。
誰をも愛せる愛に満ち溢れた、それ「だけ」の。
アルマは本当にそれ「だけ」の子供だった。
我が子が互の悪い部分をもそっくりそのまま異常に受け継いだ存在だと、両親はその時初めて気が付き始めた。
それから三年後、カルマ夫妻は一家心中を試みる。だが何故か奇跡的に生き延びた娘だけはその後親戚のもとに引き取られていった。
それは今もなお何一つ分かっていない、各地に残る猟奇事件へと繋がる始まり。
頭脳と力。共に天賦の才を受けたアルマという存在が「理解したい」という純粋な欲望で歩き出した、始まりの日の記録だ。
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