暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百十一話:充電の時間
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に大変なことをするっていうわけじゃ無いんだから、これくらい、いいって言って欲しい。

 と、懇願するように見詰めていると。

「……ああ、もう!わかったよ!ホント可愛いな、お前!!」
「へ!?」

 見上げてた顔を抱え込むように、さらに抱き寄せられました。

 ……今、また。
 ヘンリーの顔が、赤くなってたような。

 ……そうか、耐性があっても、なる時はなるのか。
 それは、そうか。だって人間だしね!

 ……って、やっぱり私にしか反応しないの!?
 ……いやいや、待て待て。
 他の女性でも同じような状況になれば、……他の誰と、こんな状況になるって言うんだ!
 ダメじゃん!!

 …………と、ともかく!

「……えっと。なら、いいんだね?」
「……俺が、いる時にしろよ。一人でやるな」
「うん。わかった」

 基本的には、ヘンリーもいたほうが話は早いからね!
 女同士の一対一の対決というのも捨て難いが、襲われる危険を冒してまで試したいものでも無い!

 それじゃ、それはそれでいいとして。

「……あの。そろそろ、戻らない?みんな、待ってるし」
「……もう少し」
「……まだ、終わらないの?……充電」
「全然、足りない」
「ぜ……全然、なの……?」

 よくわからないけど、結構時間は経ってるような気がするんだけど。
 満タンになるまで待ってたら、人通りが増えて大変なことになりそうな……。
 今だって、かなり見られてるし……!

「いや、やっぱり。もう、戻ろうよ。この後の予定もあるし、あんまりのんびりもできないし」
「……」

 ダメなのか。
 全然だからか。

「……えーと。なら、アルカパの時みたいに。部屋まで、抱いてってもらうとか。それなら、移動中も充電できるし」
「……」

 思い付きで言ってみたら、無言で抱え上げられました。

「……って!ホントにやるの!?」
「……このままここで抱き締められてるのと、どっちがいい?」
「……こっちで……」

 まだマシだと思ったからこそ、思い付いたわけなので。
 まだ、人通りが少ないうちに帰りつける分、マシです。

 ……しかし、前回よりも格好が可愛すぎる分、お姫様抱っことかハマり過ぎてシャレにならない……!!


 と、折角収まってた動揺がまた復活してきて真っ赤になり、ヘンリーの首に抱き付いて首筋に顔を埋め、周りの視線から逃れるようにして、部屋に連れ帰られます。

 ……顔さえ、顔さえ見られなければ!
 気分的には少しだけ……ほんの少しだけ、マシな、気がしないことも無いんだかどうなんだか!

 ……大丈夫!
 用事を済ませたら、今日のところはこの町は出るんだから!
 旅の恥は、かき捨
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ