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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝と安倍晴明 E
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」
その水蒸気でカマイタチを作り、晴明に撃つ。
「その技は何でもありか!ありえんやろ!」
「悪いが、この戦い方が一番何も考えなくていいからな!」
晴明はその水蒸気を刀で切り、足元の雪をぶつけることで温度を下げまくり、氷にする。
「あら、そう来るか。」
「今度はこっちの番や!」
一輝に出来た隙に晴明が刀を持って突っ込んでくるが、
「いや、お前の番はやらん!」
一輝が日本刀で防ぎ、晴明の刀を絡め取る。
剣の腕は一輝のほうが上のようだ。
「え、ここまで差があるん?」
「ああ、ある!アンタみたいな神として奉られるようになった、その程度の神なら、どうにでもなるんだよ!」
一輝はそのまま刀の峰で攻撃を続け、ある場所に誘導する。
「その割には全然あたっとらんで!」
「いいんだよ、これで!」
一輝はそのまま攻撃を続け、晴明は一輝の思い通りに動いてしまう。
「さて、ここで一つ質問なんだが、」
「なんや?」
「オマエって、一応神なんだからさ・・・氷付け程度じゃ死なないよな?」
「は?そりゃそうやけど、なに言って、おわ!?」
晴明の悲鳴と同時に、バシャン!という音が鳴る。
そう、一輝は晴明を湖に誘導していたのだ。
「ちょ、冷た!水温低すぎやろ!」
「こんなところにありゃ、低くて当然だろ。さて・・・もっと低くなるから、覚悟しとけよ?」
「え、ちょ、それは出来れば止めてもらえると・・・」
「断る。」
一輝は水の表面に手を置き、湖全体の温度を一気にマイナスまで持っていく。
結果どうなるかといえば、簡単なことだ。晴明ごと、湖全体が凍るだけである。
そうして、一輝は超力技で相手を行動不能にし、勝利を収めたのだった。
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「うう、寒かった・・・風邪でもひいたらどうすんねん・・・」
「まあ、湖に落ちたおんしが悪いのう。一輝に簡単に誘導されるからだ。」
ゲームをクリアしたことで二人は白夜叉の私室に戻り、晴明はコタツに入っている。氷付けになったのが効いているようだ。
「まあ、あんな方法とはいえ負けたのは事実やしな。約束どおり渡すとしよか。」
晴明はギフトカードを取り出し、そこから大量のお金を出した。
「これが賞品や。もってき。」
「いや、さすがにこの金額は・・・」
「受け取りづらいものが・・・」
「ありがたくもらうぞ。」
「「そんなあっさり!?」」
一輝が何のためらいもなくギフトカードにしまうのを見て、メイド二人は突っ込みを入れる。
「賞品なんだから、遠慮することはないだろ。」
「一輝君の言う通りや。それに、うちのコミュニティはその辺は問題ないから、遠慮せん
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