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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝と安倍晴明 E
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時間があれば店に来い。 白夜叉』俺に客人?」
「参加したゲームで出来た知り合いとかではないですか?」
「それなら、わざわざ白夜叉を介する必要はないだろ。少なくとも、白夜叉が動くだけの相手のはずだから。」
「そんな相手に心当たりはあるの?」
「・・・ないな。こっちでの大物の知り合いとか、そんなにいないし。」
一輝はそう言いながら窓を開け、倉庫の中からペットボトルを取り出す。
「行くの?」
「ああ。重要な用件とかだったら困るしな。今日は比較的暇だし、ちょうどいいだろ。」
「では、念のために私たちもついていきます。」
「そうね。一輝に恨みを持ってる、とかだとその場でゲームを挑んでくるかもしれないし。」
「用心深いなあ。じゃ、行きますか。」
三人はそのまま水に乗り、サウザンドアイズに向かっていった。
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「やあ、久しぶりやな一輝君。」
「何でお前がここにいるんだよ、晴明・・・!」
サウザンドアイズに着いて白夜叉の部屋に案内してもらうと、そこには先ほどの話にも出てきた伝説の陰陽師、安倍晴明がいた。
「お、来たか一輝。」
「ああ、手紙で呼び出されたから来たけど・・・まさか、客人ってコイツか?」
「うむ。コミュニティ、陰陽師の集いのリーダー、安倍晴明だ。」
「そんなコミュニティやってんのか・・・陰陽師しかいないのか?」
「いや、そんなわけないやろ。最初のころはそうやったけど、今となってはいろんなギフト保有者がおるで?」
「そうか・・・どうやって俺のことを?白夜叉に聞いたのか?」
一輝はここまでの話しの中で敵意を感じなかったことと、白夜叉がいることから警戒を解いてその場に腰を下ろす。メイド二人は状況を理解できていないようでポカンとしている。
「いや、捕らわれの少女のゲームの噂を聞いたんや。形無いものを操る少年がそのゲームをクリアし、少女を解放したってな。」
「それだけで俺だって決め付けたのか?」
「いや、さすがにそのときは偶然やと思った。けど、その後にペルセウスのゲームのことを聞いて確定したんや。」
「あの時、お札を使ったな・・・」
「そ、星霊の威光をたった一枚で防ぎきれるだけの実力者なんて、そうそうおらんからな。で、白夜叉に聞いてみたらどんぴしゃだった、と言うわけや。」
「はぁ・・・まあ、見つかったもんは仕方ないか。で?何のよう?式神にしたいとかだったら、今度こそ殺すけど?」
一輝はガチな殺気を放ちながらそうたずねる。
あの時は戦闘を回避する方法があったためその道を取ったが、今はそんな選択肢はない。
ならば、戦うしかないのだ。
「いやいや、そんな話やないで。もしそうなら、白夜叉が呼んでくれるわけ
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