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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝と安倍晴明 D
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一輝が張った結界の中、一輝は四人の鬼と対峙していた。
「さあ、こないのか?それならそれで簡単に葬れるから楽でいいんだけど。」
そう言い放つ一輝に、四人の鬼は恐怖を抱いていた。
あっさりと四天王の一人を葬り、さらに四天王と副首領である自分達が目の前にいても一切自信を失わない、そんな人間は今までにいなかったのだ。
だが、それでも彼らは誇り高い鬼である。
「・・・恐怖を捨てろ!今はこの人間を・・・寺西一輝を葬るのだ!」
茨木童子の言葉で三人の鬼もまた武器を取り始める。
そして、一輝に向かってくる。
「・・・やっぱり、お前たちは誇りを持った鬼だな。ここに、敬意を示す。」
一輝はその言葉と共に形無いものを漂わせていく。
そして、まず一輝に襲い掛かってきた星熊童子の刀に水の刃をぶつけ、次にきた金熊童子の鎌に炎の刃を、虎熊童子の棍棒を空気の楯でガードする。
「お、意外。まさか武器全部使ってようやくガードできるなんて。」
「覚悟を持つ一撃は強大な一撃をえる!これで終わりだ!」
そして、全ての形無いものを使ったところに茨木童子が二振りの長刀で襲い掛かるが、
「な・・・!?」
「まあ、無くなったなら増やせばいいだけなんだけど。」
一輝が取り出した日本刀とバタフライナイフによって防がれる。
もちろん、晴明の木刀と違って何の変哲もない、ただの武器で、である。
「我が刀を、そのような武器で・・・だと!?」
「まあ、驚くのは仕方ないけど、隙を見せちゃだめだよ?」
一輝はそのままバタフライナイフのソードブレイカーを使って一振りを破壊すると、そのまま水を抑えるのに精一杯な星熊童子にバタフライナイフを投げる。
軽くその場にある空気をまとわせたその刃は、星熊童子を貫き、その命を奪った。
「さあ、これで水は使えるようになったよ?」
「な、キサマ・・・!」
茨木童子が感情に任せて襲い掛かるが、一輝の操る水によってその攻撃は失敗に終わる。
「さあどうするの?俺の手には武器が一個戻ったよ?そして、君のお仲間はそれぞれ俺の武器に苦戦中。」
「ならば、俺が一人で倒せばいいだけだ!」
そういって茨木童子は一輝に刃を向けるが、一輝の操る水によって一瞬で弾き飛ばされる。
「な・・・」
「悪いけど、君程度の妖怪一人で俺は・・・伝説殺しは倒せないよ。」
一輝はそう言いながら、水や火、空気を霧散させ刀とバタフライナイフのみを構える。
「何のつもりだ?」
「たいした意味はないよ。ただ、これ以上頭痛が酷くなるとこの後がつらそうだと思っただけ。」
「それが、その技の代償か?」
「そうだよ。でも、お前ら相手になら、これは使わなくても勝てる。」
「ずいぶんとなめてくれるな?」
「あ
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