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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝と安倍晴明 D
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そのまま寒戸に送ってもらい、もといた時代に帰った。



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「・・・戻ってこれたか。」

一輝はもといた神社で目を覚まし、急いで本殿の中に入る。

「えっと・・・この封印が解けてたのか。」

一輝はそう言いながら、晴明が出て来れた原因であろう封印の綻びを見つけ、そこに倉庫の中に突っ込んだ式神を無理矢理に突っ込み封印をしなおす。
もちろん、今までの封印の何倍もある強度で、だ。

「よし・・・後は専門家でも呼ばせて封印をさらに書き足してもらえばいいか。」

一輝は作業を終えると、仕事用の携帯を取り出してここまで送ってきたやつに連絡をする。

「終わったぞ。再発しないように封印が得意なものを何人か送ってくれ。」
『分かりました。すぐにそちらに送ります。』
「あと、報酬のほう、金は振込みで。後から要求したことは今すぐに始めろ。」
『・・・今指示を出しました。では、これで全て終了ということで?』
「ああ。依頼は完遂した。全部終わりだ。」

一輝は電話を切り、すぐそばの水道から水を出してペットボトル一本分を補充すると、さらに水を出してそれに乗り、学校へと向かうのだった。
もちろん、授業を受けるためではなく、睡眠をとるためだ。


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