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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
番外編024話 その頃のホワイトスター4
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あの子は十分頭がいいし飛び級するくらいの頭脳は持っているだろう?」

 そこまでの話を聞き、ようやくレモンとマリューは目の前にいる男との話がどこかずれているのに気が付く。
 自分達の知っているアクセル・アルマーという男はあくまでも20代前半の男でしかない。どう考えても中学校に入学させるというのは無理があるのだ。どうしてもその中学校に通わないとしたら、それは用務員や教師といった側に回るだろう。そして飛び級というのは文字通りに学年を飛び越すというものだ。つまり、この場合は最低でも14歳以下の存在に使われるべき制度と表現なのである。そしてあの子、という呼び方もレモン達の知っている20代のアクセルには相応しくない。

「……ねぇ、レモン。もしかして私達の知ってるアクセルとこの人達の知ってるアクセルは別人なのかしら?」

 故に、思わずマリューがレモンへとそう尋ねたのもそうおかしな話では無かった。
 だがその問いにレモンは小さく首を振る。

「そもそもマーカーの反応がある以上は、この人達の知っているアクセルは私達の知っているアクセルで間違い無いわ。……もしかしてブルーコスモスのテロでリュケイオスにトラブルでも起きた? いえ、でもそれじゃあ私達が普通にここにいる事の説明が付かないわね」

 自分の世界に入ったかのように、考えに熱中するレモン。
 その隣ではまた始まった、といった顔でマリューが苦笑を浮かべている。

「あー、すまないがこの人はどうしたんだい?」
「お気になさらず。彼女は時々自分の興味のあることに熱中してしまう癖があるので」

 マリューが明石へとそう告げた時、空間上に通信画面が表示される。そこに映っているのはコーネリアだった。
 
『話に割り込んで済まない。私は先程そこの少女が言っていたコーネリア・リ・ブリタニアという。単刀直入に聞こう。貴公等の知っているアクセル・アルマーというのは外見年齢何歳くらいに見えたのだ?』

 そう問われて戸惑う魔法使い達。それも当然だろう。何しろ魔法使い達にしてみればアクセル・アルマーという存在はすなわち10歳程度の少年でしかないのだから。
 その為に明石は当然の如く答える。

「10歳程度だけど?」
『……』

 その返答に、ホワイトスターの者達は一斉に動きを止める。それは自分の世界へと旅立っていたレモンも例外ではなく、量産型Wでさえ一瞬動きを止めたように見えたのはエキドナの気のせいだろうか。

「……今、何と?」
「だから10歳。逆に聞くけど、君達の探しているアクセルという人は何歳くらいなんですか?」

 明石の問いに、頭を覆ったままマリューが答える。

「20代前半といった所です」
「……」

 お互いがお互いの言っている内容を理解出来ない……と
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