魔法先生ネギま!
番外編024話 その頃のホワイトスター4
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と進み出て首を傾げる。
「生徒? 申し訳ないけど、私達はここの事情には余り詳しくないのよ。よければその辺を詳しく教えてくれないかしら」
「っ?! 麻帆良に侵入しておいてここの事情を知らない? それで通ると思ってるのか?」
レモンの言葉を聞いたガンドルフィーニが殆ど反射的に銃へと手に掛け……次の瞬間には再度5機の量産型ゲシュペンストMk-Uにメガ・ビームライフルの銃口を向けられてその動きを止める。
「ガンドルフィーニ君、悪いがこの場は儂に任せてちょっと大人しくしておいてくれんかの。……君達もじゃ。別に麻帆良と戦争をしたい訳じゃないんじゃろう?」
「しかし、学園長!」
「……ふんっ、貴様はここで一般の生徒も巻き込んで戦争を起こしたいのか? そもそも貴様がしゃしゃり出てこれるレベルの問題じゃない。力不足なんだから大人しくジジィの言う事を聞いておけ」
「エヴァンジェリン!」
きっぱりと力不足と言い切られたガンドルフィーニが厳しい目でエヴァンジェリンを睨みつけるが、本人は何処吹く風といった雰囲気で珍しそうにメギロートや量産型ゲシュペンストMk-Uを眺めている。
そんなエヴァンジェリンの横では近右衛門がレモンに対してその長い髭を触りながら再び口を開く。
「フォフォフォ。騒がせてしまってすまんの。何しろ急な事でこちらも出迎えの準備が出来ていなくてな」
「まぁ、私達も急に来てしまったのはしょうがないけどね。色々と都合があるのよ」
「都合? もし良ければその都合というのを聞かせて貰っても構わんかね?」
「ええ。実はちょっと人を探していてね。どうやらその人がここにいるらしいんだけど……ご存じないかしら?」
チラリと流し目を向けられた瀬流彦は、レモンのその妖艶さに侵入者と知りながらも思わず顔を真っ赤に染めて顔を逸らす。
そしてそんなどこか緊張感に満ちた話し合いの中で近右衛門でも無ければガンドルフィーニでもなく、エヴァンジェリンが口を開く。
「アクセルなら今ここにはいないぞ」
そう、あっさりとレモン達の探し人の名を口にしたのだ。
「……お嬢ちゃん、何で私達の探し人がアクセルだって分かったのかしら?」
「おじょ……いや、まぁ、貴様等はこの世界の事を知らないのだから無理もないが」
レモンの口から出たお嬢ちゃんという言葉に何か言いたげに口籠もるエヴァだったが、気を取り直して改めて口を開く。
「もちろんアクセルだけじゃない。お前の名前はレモン・ブロウニング。そっちの女はマリュー・ラミアスだな。そう言えばお前達幹部連中の中にはもう1人アクセルの恋人であるコーネリア・リ・ブリタニアがいる筈だが、姿が見えないな。あのゲシュペンストとかいう機体に乗っているのか? 機体の数から考えると、キラ・ヤマトや
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