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少年と女神の物語
第十一話
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しよ!」

 が、目論見どおりに行くはずもなく、蚩尤は俺を落とすために大量の武器の雨を降らせてきた。
 コイツ、自分が傷つく可能性を考えてねえのか!?

「ああ、もう・・・気にしても無駄だ!」
「な・・・!?」

 が、相手がそのつもりならこちらも同じようにすれば良い。
 よって、降って来る武器を気にせず、何本か体に刺さりながらも走り、大体真ん中辺りにたどり着いたところでロンギヌスを思いっきり突き刺す。

「が・・・」
「雷よ!今天より来たりてこの場に落ちよ!」

 そして、ロンギヌスを避雷針代わりにして雷を落とし、さらに杖からの雷を一気に流し込むとで、先ほどとは比べ物にならない熱量を生み出す。

「こ、これは・・・!」
「このまま・・・溶けちまえー!!」

 そして、ロンギヌスをつかんで呪力を流し込み、同時にロンギヌスを押し込んでいき・・・ついに、その体が砕け散った。
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