暁 〜小説投稿サイト〜
焼き鳥ハイスクールD×D 〜 ちょいワルホスト系に転生した男 〜
第二書庫の隠し部屋での出会い?
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……行ってみるか。
普通はここで父上か誰かに報告しとかなくちゃいけないんだろうけど、父上は仕事で魔王領に出かけてるし、兄上たちは学校。母上は他の七十二柱の家のご婦人が開いたお茶会に呼ばれたらしい。
まあ、つまりは報告する相手自体がいないわけで…。
まあ、本音は俺が行きたいだけなんだけどね!俺だって男の子。こういう隠し階段みたいなものを見つけたら、冒険心がくすぐられるのはしょうがないだろ?
ま、そんなわけで、
「しゅっぱ〜つ!」
そうして、俺はその暗闇へと、歩みを進めた。
ワクワクが止まらないぜ!
☆
俺が階段を降りて五分ほどたったころだろうか。
長い階段だな。そう思いながら、足場を照らすために片手に炎の魔力を灯しながら歩いていると、前方に明かりが見えた。
どうやら、やっと階段の先へと到着したらしい。
俺は手元の炎を消して、その明かりへと歩いていく。
「これは…」
そこにあったのは、一つのドーム型の部屋。
なにやら本棚や、剣や鎧などの武具。フラスコに入った薬品のようなものまで置いてある。
机が一式あり、その上には、なにやら難しそうなことが書かれている書類が散乱していた。
―――――――そして、
「……石碑?」
そう、その部屋の中央には一つの石碑が堂々と鎮座していた。
なんかの記念碑かなにかか?と思った俺は、とりあえず、その石碑に近づいてみる。
それにはこう書かれていた。
『我が研究成果、ここに封印した。使い方は、我が子孫に託すこととす。
シルバ・フェニックス』
俺はその石碑に記された名前に驚く。
「シルバ・フェニックスだって!?」
父上から聞いたことがある。
悪魔の築いてきた歴史の中で、その名を燦然と輝かせる、二人の『至高の天才』と言うべき存在がいたことを。
一人は現魔王のお一人であらせられる『アジュカ・ベルゼブブ』様。
『
悪魔
(
イービル
)
・
駒
(
ピース
)
』はもちろんのこと、その天才的な頭脳で、悪魔の科学技術の進歩に大きく貢献したことで有名だ。
そして、もう一人の天才の名前こそが、『シルバ・フェニックス』。
初代フェニックス家当主にして、悪魔の科学技術の基礎を築いたとされる、人物だ。
冥界の教科書にも悪魔科学の父と言うべき存在として、彼のことが載っているらしい。
人間たちに伝わるフェニックス(フェネクス)についての言い伝えでは、フェニックスの誘惑に打ち勝てたものは、フェニック
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