第2話
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駅に降りた後、一刀は、二人の手を繋いだまま我が家を目指していた。二人からは、向こうで何をしていたのか質問攻めされていた。そんな話をしている間に我が家に到着した。
一刀「・・・・帰ってきたのか・・・・」
一刀は、目の前の家をみて頷いた。十年以上経っているが、外見は、変わっていなかった。一刀達の家は、祖父が住んでいた家で建ってから100年以上経過している。
朱里「お兄ちゃん早く行きましょう。他の皆は、すでに帰ってきてますよ♪」
雛里「はい、それに皆さんも喜ぶと思いますよ♪」
一刀「・・・・わかった・・・・」
三人は、家の中に入っていった。最初は、朱里と雛里が入った。
朱・雛「「ただいま〜〜」」
???「おかえりなさい。朱里ちゃん、雛里ちゃん」
???「おかえり。朱里、雛里」
朱・雛「「ただいま月ちゃん、詠ちゃん」」
二人を出迎えたのは、三人目の妹との月と4人目の妹の詠だった。月は、白紫の髪をしていて。詠は、濃い緑の髪をしている。この二人は、姉妹の中では、月と詠の関係が仲良しで特に詠は、月を大事にしている。
朱里「二人とも実は、今日お客さんが見えるんです。雛里ちゃん、連れてきて」
雛里「うん」
雛里は、一刀を迎えに行った。
詠「はぁ?こんな時間に?」
月「珍しいね、誰だろう・・・」
朱里「ふふ、二人ともびっくりしますよ。」
月・詠「「????」」
雛里「さぁ、どうぞお兄ちゃん♪」
月・詠「「えっ・・・・・」」
一刀「・・・・・・・・・・」
二人は、呆然した。どんな人が来るのかわからなかったが、まさか自分達の兄が帰ってくるとは、おもっていなかった。そして二人は、一刀の顔を見て言った。
月「あっ・・あの・・に・・い・・さ・・ん・・なん・・です・・か?」
詠「う・・そ・・・で・・しょ・・・」
二人は、まだ信じられなかった。一刀が帰ってくるのは、本来は、二十年経ったら帰ってくる予定だった。しかし、一刀は、物覚えがよく、僅か十年で北郷流をマスターした。そのため予定より十年早く帰ってこれたのだ。
一刀「・・・ただいま・・・月、詠」
月・詠「「!!!!」」
二人は、確信した。この人は、自分達が大好きな兄だということを、そして・・・
月「兄さん!!」
月は、たまらず一刀に抱きついた。兄と確信した今、迷いは、なかった。
月「本当に・・・帰ってきたんですね・
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