序章 出会い
第3話 ブレスレット
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ないじゃないっ!」
ハ「でたらめすぎるよっ!」
シ「文句なら俺じゃなくて、駄作者の紺碧の海に言ってくれよ。」(←はい、スミマセン by紺碧の海)
エ「それにしても、魔道士の“卵”という割には、かなり魔法の知識が豊富だな。」
シ「旅に出る前に、いろいろ調べてたからな。」
まぁ、翼の事は全く知らなかったけどな・・・
グ「んで、シンの魔法は何なんだよ?」
言われてみれば、まだ話していなかった。俺は横に置いてあった青いリュックサックのサイドポケットから、さっき魔法屋で買った五色腕輪を取り出し、皆に見せた。
ナ「何だこれ?」
シ「俺もまだよく分かんねぇけど、五色腕輪っていう所持系の魔法らしいんだ。赤は炎、黄色は雷、緑色は風、青は水、紫は闇と言ったように、腕輪の色ごとに属性が違うんだ。」
読者の皆は知っていると思うが、一応説明しておこう。
ナツやグレイ、ウェンディやハッピーやシャルルの魔法は、憶えて身につけた魔法の事を能力系と言って、俺やルーシィ、エルザは道具を持って使う魔法の事を所持系って言うんだ。
さて、話を元に戻そう。
ハ「という事は・・・シンがこの赤い腕輪を付けたら、ナツみたいに炎を使えるって事?」
シ「まぁ、そういう事だろうな。」
なんて曖昧な答えだ・・・
ウェ「そういえば、シンさんはどうして旅をしてるんですか?」
シ「え・・・!」
不意を突かれた思わぬ質問に、俺は言葉を詰まらせる。
今このタイミングで“任務”の事を話したら、俺が『十二支』の“子”の血を持つ者で、“鼠”に姿を変えられる事を話さなくちゃならない。俺はギルドに加入したばかりで、まだ皆ともあまり親しくない。今話してるけど・・・それに、こんな話、信じてもらえるはずがない・・・でも、これをどうやって誤魔化そうか・・・?俺が言葉に詰まって、皆が首を傾げ始めた時、
ル「シンはまだ魔道士の“卵”だから、修行の旅をしていたのよね。」
シ「あ、あぁ。そうそう。」
本人はしたつもりは無いと思うが、ルーシィが助け舟を出してくれた。ルーシィに感謝感謝だ。だが、その後ルーシィが更にとんでもない質問をしてきた。
ル「ところで、シンが付けているそのブレスレット、すっごく綺麗ね。」
シ「え。」
ルーシィが俺の左手首に付けている緑と赤茶色の石のブレスレットを指差す。
ナ「お前男なのに変わった趣味してんなぁ〜。」
ナツがブレスレットを睨みつけて言う。
ル「ちょっと見せてくれない?」
ルーシィがブレスレットに触れ、俺の左手首から外そうとする。
ま
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