暁 〜小説投稿サイト〜
ラドゥの更新停止作品&短編作品集
閑話 未来の武神は歓喜する
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
裏世界最強といわれているという。

私はそれを聞いて喜んだ。
まだみぬ猛者の話を聞いたのもそうだが、それほどの武人の息子ならば、もしかしたら、・・・・・







私はその試合を受けた。






そして試合当日。私は修練場で待っていろといわれていたがまちきれず、大きな気の気配を感じたので、その気配にむかっていった。

そこにいたのは予想以上の存在だった。

一人は色黒の肌をした筋骨隆々の男。女言葉を使っていて少し気持ち悪かったが、その立ち振る舞い。釈迦堂さんを圧倒する威圧感から、そいつが噂の篠宮奉山だということがわかった。

(そして・・・)

その側にいたのが、あいつが篠宮四季なのだろう。

近くで観察してみた結果、







予想以上だった。


重心、配置の取り方、筋力バランス等々。

気の総量も申し分ない。

見た目は優男だが、間違いない。




こいつは私の同類だ。

強者に生まれた人間だ。



そして今、私は修練場でそいつとむきあっている。

そいつは両手を脇に置き、ただ立っているように見える。

初めは舐められているのかと思ったが、相対してみて初めてわかる。

(攻撃が通るイメージが沸かない!?)

そう、いつもなら攻撃が通るときはしっかりそのイメージが沸くのに今回はそのイメージは沸かなかった。





ニィィ

思わず顔に笑みが浮かぶ。

(これだ、これを待っていた!)

私を包む感情は歓喜。

体中の血が燃えているようだ。

ふと、四季のほうを見ると、






ニヤリ

奴も嗤っていた。

嬉しそうに。

楽しそうに。

私と同じように。

ハハハハ。そうか、お前も私と同じか。

何故だろう。心が温まる。

孤独じゃないということがこんなに嬉しいことだったとは。

「両者構えい!!」

ジジイの声が聞こえ、私も構える。

四季も例の構えない構えをしている。

その隙が有りそうで無い構えを見ると感情が高ぶるのを感じる。

奴はどんな技を魅せてくれるのだろうか?

奴はどんな力を魅せてくれるのたろうか?

まあいい、直ぐにわかることだ。


「東方!川神百代!!」

「おう!!」

ジジイの呼ぶ声に気合いを入れて答える。



さあ篠宮四季。


「西方!篠宮四季!!」

「はい!!」




私と真剣で、


「それでは、しあいいいいいいいい、かいしいいいいいいい!!!」



死合おうかああああああ!!


今川神院で、未来の『
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ