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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
北風と謎の組織 前編
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…え…」
「あ…ああ…」
「うわぁ……」

何時も騒がしく元気なユウヤとフウロも目の前の光景には声を出せなかった。カミツレはあまりの美しさに見惚れていた。彼らの目の前に広がっていたのは唯の何処にでもあるような周りを木々に囲まれた少し大きめの池だった。木々の枝の間から日が漏れている、だがその中にその光景をさらに美しくする存在がいた。透明感のある水色を身体、豹の様なしなやかで美しい体躯をしており、額には特徴的な水晶の飾りがあり、青の風のような鬣を靡かせ、体の所々に白いひし形の模様がある。ジンは自然と口からそのポケモンの名が零れ落ちた。

「オーロラポケモン…幻のポケモン、スイクン…」

幻のポケモン、通常のポケモンと異なり発見例が非常に少なくバトルする事が出来る所か出会う事さえ非常に困難なポケモン。そして非常に能力が高く強いポケモンであるっという事が有名、幻のポケモンを持っているトレーナーは非常に高い実力の持ち主であるという証明にもなっている。

「まさか…スイクンと出会う事が出来るなんて…今日はなんて日なんだ…」

するとスイクンはジン達に気付いたのか立ち上がってジンの方をジッと見つめる。ジンはスイクンに見つめられて何かを感じ取ったのか直ぐにベルトからボールをとった。

「幻のポケモンとバトルできる、こんな機会滅多にないぞ!いくぞピカ!!」
『うい!!』

ピカは電気を溜めて臨戦体制をとる。

「コォォンッ!!」

スイクンはすばやい動きでピカの周りを動きながらスピードスターを放ってくる。ピカはそれを身体を柔軟に動きながら襲い掛かってくる星を華麗に避けていくが、スピードスターで舞い上がった地面の破片や土煙がピカの視界を塞いでしまった。スイクンはそれを利用してかぜおおこしを放ってピカにダメージを与えていく。

「ピカっ!ふんばれ10まんボルト!!」
『いっけぇぇええええ!!!』

ピカは土が混ざった風を突き抜けてスイクンへ直撃した。が、

「コォォォオオオンッ!!!!」
「うっそ!?」

スイクンは全くダメージを食らった様子はなく、咆哮の一つで電撃を打ち払ってしまった。スイクンは水タイプ、効果は抜群の筈なのだが…流石は幻のポケモンといった所だろうか。

「コォォオオオン!!」

スイクンは口から泡の爆弾にもみえるバブルこうせんを発射した。タイプ一致で威力はかなり高いだろう

「ピカ!カウンターシールドだ!」
『了解!おりゃぁああ!!』

ピカは地面に仰向けになって回転しながら10まんボルトを放った。意味があるとは思えない行動だが、電撃は空へと伸びていき竜巻のように渦巻いていく。そしてバブルこうせんはピカの電撃に当たって防いだように見えたが、バブルこうせんは電撃のバリアを突破し、ピカに
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