魔法先生ネギま!
番外編023話 その頃のホワイトスター3
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何しろ突然麻帆良内に黒い円球状の空間が現れたかと思えば、次の瞬間にはそこに巨大なロボットと虫型のロボット。そしてそれらを操っていると思われる20人近い人々――その中の半数以上は異形のヘルメットで顔全体を覆っている――が存在していたのだ。それも認識阻害の類も一切使わずに。
当然20mを越えているような人型ロボットが5機もいれば隠し通せるものではない。麻帆良中……とは言わないが、それでも麻帆良のかなりの場所からその黒い人型ロボットの姿が見えたのだ。幾ら麻帆良に認識阻害の結界が張られているとは言っても……いや、だからこそ映画か何かの撮影と勘違いしてここへと向かおうとしている者達がそれなりの人数存在していた。そういう相手に対処する為に手の空いている魔法先生や腕の立つ魔法生徒をかき集めてより強力な認識阻害の結界を張ったりしていた為、すぐにここに集まる事が出来無かったのだ。
(そして何よりも痛いのは、高畑先生がいないという事だな)
黒人の男――ガンドルフィーニ――が内心で苦々しげに呟く。
麻帆良でも最強クラスの実力者である高畑・T・タカミチはネギ・スプリングフィールドに関するトラブルで魔法世界に行っており、現在この麻帆良にはいない。正直、ここにいるメンバーが現在の麻帆良最高峰の戦力だと言っても過言ではないのだ。他にも魔法先生や魔法生徒達がいるが、ここにいるメンバーに比べるとどうしても一段落ちる。
「……君達は超の仲間か?」
目の前に立つ人型のロボットを見て、まず最初に思いついたのはそれだった。なにしろあの麻帆良祭でも科学の力でロボットを使い麻帆良を混乱に陥れたのだ。あの騒動からまだ3ヶ月も経っていない状況ではガンドルフィーニのみならず魔法の関係者達がそう疑うのも無理はなかった。
だが……
「超? 誰かしら?」
「誤魔化しは為にならないぞ。こんなロボットを使っているのに超鈴音の名前を知らないというのか?」
ガンドルフィーニの言葉に微かに眉を顰めるレモン。
(この男の反応を見る限りどうやらこの世界にも一応人型兵器の類はあるようね。けどこの男達はそれとは違う、何らかの力を持っていて対立している……のかしら)
「残念だけど知らないわね」
「貴方、そんな言い分で私達を誤魔化せると本当に思っているのですか!」
ビシィッ、とばかりに大人が殆どの中で数少ない10代の少女――高音・D・グッドマン――がレモンを指差す。そしてその言葉に反応するかのように、その影からまるで仮装をしているかのような人型の使い魔が3体程姿を現す。
同時にその行為を敵対行為と見なしたコーネリアの乗る量産型ゲシュペンストMk-Uがメガ・ビームライフルの銃口を向け、ムウやイザーク、あるいは量産型Wも同様にメガ・ビームライフルの銃口を
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