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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
番外編023話 その頃のホワイトスター3
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「エキドナ、ゲートの設置を開始して頂戴」
「分かりました、レモン様」

 レモンの命令を受け、コンテナ状の荷物を運んでいるメギロートに指示を出してゲートを展開していくエキドナ。
 その様子を見ながら周囲の様子を確認しつつ、レモンは量産型Wへと指示を出す。

「G1からG10までは周囲を警戒。H1からH8までは私達の護衛を。H9とH10は量産型ゲシュペンストMk-Uに搭乗。I1からI10まではゲートの設置を手伝いなさい」

 それぞれが指示に従って行動を始める中、レモンは忌々しそうに空を見上げる。

「邪魔な太陽ね」
「そう言わないの。どうやらここは夏らしいんだからしょうがないじゃない」

 マリューの柔らかな笑みを目にし、ほんの少しだけ口元を緩めるレモン。
 何しろホワイトスターの中は完全に空調が整えられているので、夏や冬というような極端に暑かったり寒かったりする気温には慣れていないのだ。そもそもレモンは元々技術畑出身の研究者であり、元々の世界でも夏は涼しく冬は暖かいという場所に慣れていたし、転移後もアースクレイドル内や戦艦の中といった空調の整っている場所にいる事が多かった。
 それに比べれば、アクセルやキラと共に砂漠やアラスカといった場所を転戦してきたマリューはまだこのような気温にも慣れていると言えるのだろう。

(アクセルに再会したら海にでも連れて行って貰おうかしら)

 ゲートの設置作業を見ながらレモンが内心で考えていると、隣で同じようにその作業を見守っていたマリューが再度口を開く。

「でも良かったの? ゲートを設置して。まだこの世界とどういう関係になるかは分からないんでしょう?」
「確かにそうだけど、ホワイトスター側から物資や兵器を運び込むには必要な事なのよ。マリューも知ってると思うけど、ゲートでこっちの世界とホワイトスター側をリュケイオス経由で固定しないと時差が生じるから。それにいざとなったらホワイトスターに私達が転移した後に自爆装置でも使って破壊すればこの世界の人達には修理出来ないでしょうしね」
「まぁ、それはそうかもしれないわね。と言うか、もしこっちの世界に平行世界に転移する技術があるのならアクセルもさっさと戻ってきてるだろうし」

 マリューがそう呟いたその時、コーネリアからの通信が入る。

「どうしたの?」
「何者かがこちらへと複数接近してくるのを確認した。確認したのだが……」

 いつも毅然としているコーネリアには珍しくどこか口籠もっている。その様子に思わず眉を顰めるレモン。

「ここは平行世界なんだから、何があっても驚かないわよ。言って頂戴」
「……私の見間違いで無ければ、人が空を飛んでいるように見える」
「この世界はPTやAMのような人型機動兵器
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