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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
反董卓の章
第6話 「伊達に毎日走らせてはいないのだ!」
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、言ってみよ」

 豪快に笑い飛ばす劉表様。
 でも……その笑いは、次の盾二様の言葉で驚愕と共に止まるのです。
 
 それは――

「実は……連合に合流した時に、劉備軍を先陣に推挙していただきたいのです」




  ―― 袁紹 side 許昌近郊 ――




「まったく! 美羽さんにも困ったものですわ! 自領地に大軍を置くな、だなんて!」

 本当に、なんということですの!?
 わざわざ集結場所に選んであげたというのに、あのわがままぶりは!

「本初様……その事についてですが」
「なんですの、唐周さん」
「実は、私が袁公路様にお伝えしました。宛付近で諸侯の軍を集めると、領地を荒らされる危険がある、と」
「ぬわんですってえ!?」

 あなたの! 貴方のせいですの!?

「どういう理由で――」
「今回の集結場所について、私に相談なされなかったのが問題です。本初様は何故宛に集結を指示なさったので?」
「そ、それは当然ですわ。南には大谷関しかありませんもの。あそこを数で押せば簡単に――」
「それではいけません」
「何故!?」
「本初様……公路様に、連合の戦果の全てをお譲りになられるので?」

 は?
 …………どういうことですの?

「大谷関を攻め落とせたとしましょう。洛陽を落とせたのは自領地を連合に開放し、連合の補給を一手に担った南陽太守、袁公路と人は吹聴するやもしれません」
「そ、それは…………」
「本初様の連合に集合させるならば、本来ならば本初様のお膝元である?であるべきでした。ですが……」
「私の領地で、そんな他国の兵を駐屯させるなどありえませんわ!」
「はい。でしたら誰の土地でもない…………そこに集めても、そこの領主の力が小さい場所にするのです。それが――」
「許昌…………確か、あそこは今無主でしたわね」

 前任の太守は、黄巾の乱で死亡していたはず……

「はい。そこに袁紹様が大軍と共に安堵するとしたら――」
「……わたくしの偉大さを、民のみなさんは褒め称える! そういうことですわね!?」

 なるほど…………確かに美羽さんの領地などに集めて、名声を独り占めなんてことは愚かでしたわ。
 それよりもわたくしの偉大さを、漢の隅々まで伝えることが大事でしたわね!

「……唐周さん。よくやりましたわ! 確かに宛などに集めようとしたのはわたくしの間違い……褒めて差し上げましてよ。お〜ほっほっほっほっ!」
「お褒めにあずかりまして恐悦至極に存じます。では、我々もそろそろ出発しませぬと――」
「そうですわね。連合の盟主たるわ・た・く・しが! 集合場所に行きませんと、始まりませんわね」
「そのとおりでございます…………準備は整いました。いつでもご出発でき
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