第四話 はじめての試合ですか
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!」
「やかましい!罰として今月の小遣いを減らすぞ!!」
「ちょっ、それはないだろ、じじい!!」
「・・・・・・・・・。」
鉄心さんたちは俺を置いて、喧嘩を始めてしまった。
その後ろではそれを呆れた目で見てる父さんと釈迦堂さんがいる。
「はあ・・・・・・。」
なんかいろいろ考えてた俺がバカみたいだ。
(とりあえず、)
今はあれをとめよう。
(小説(はなし)がすすまないし)
最近、ナチュラルにメタ発言をかます、四季であった。
それから、鉄心さんに非礼を詫びられ、修練場に連れてこられて、今に至るということである。
周りには見学の修行僧たちがいる。
たくさんいるなあ。と思っていると、
「おい。」
おっと自分の世界に入っていたようだ。
「何ですか?」
見ると彼女、川神百代は不満そうにこちらを見ていた。
あれ?何か気に障ることでもいっただろうか?
「構えないのか?」
そういわれて俺は自分の状態を見直す。
両手を脇に下げ、だらんと下げている。いわゆる自然体というやつだ。
ああ、なるほど。これは傍から見たら、構えてないように見える(・・・)な。
「ああ、大丈夫です。これはそういう構えなんで。」
鬼道流【無構え】
鬼道流は最優の武術。
故に構えはいらず、
故に【無構え】。
まあようするに、鬼道流においては、構えないことこそが構えということである。
「まあ、そういうことなら。」
と、百代さんは納得したのか自分の位置に戻って行った。
俺は百代さんを見る。
川神百代
武神、川神鉄心の孫娘にして、川神一門きっての天才。
さっき、修行僧の人に聞いたところ、その才能は将来的には鉄心さんを超えることが確実視させるほどだという。
(おもしろい・・・)
川神院に来る前はあまり乗り気ではなかったが、、今の四季は体中の血が滾っていた。
それは、才能(チート)をもらったために、力に酔ってしまったのかもしれない。
それは、雄としての本能かもしれない。
それは自らの体の中に入っている、『鬼神』奉山の血なのかもしれない。
まあ、そんなことを考えてもしかたがない。今、篠宮四季を支配しているのはたった一つ。
強者と戦う喜びただ一つなのだから。
自然に口に笑みが浮かぶ。百代さんのほうを見ると、
ニィィ。
百代さんも笑ってた。
ふふふ、望むところだ。
「東方、川神百代!!」
「おう!!」
さあ、川神百代!
「西方、篠宮四季!!
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