第四話 はじめての試合ですか
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こらの武術家程度なら手も足もでないほどだという。
そして今現在俺たちは、
「・・・・・・・・。」
「おっきい〜!」
その川神院の前に立っていた。ちなみに小雪はおもしろそうだからとついてきた。他人ごとですか、そうですか。
(なんでこうなった)
川神院ってあれだろ?かめはめ派とか、目からビームとかがデフォの流派だろ?そんなところの人間と試合なんて俺死んじゃうじゃん!?(主人公も同じようなことはできる)
俺が密かに戦々恐々としていると、
「たのも〜!連絡しといた篠宮ですけど〜!!」
ちょっ!まってお父さま!?まだ心の準備が!?
ギィィ
「(ビク!?)」
中からでてきたのは、恐らく二十代過ぎの青年。
「はい、はいどちらさま〜?」
けだるげな雰囲気だが、俺にはわかる。
(強いっ!?)
恐らく今の俺ではもって五分ほどだろう。
そんな俺には目をくれず、その青年は父さんの顔を見て驚いていた。
「こいつあ、おどろいた。誰かと思ったら奉山さんじゃあないですか。」
「久しぶりねえ、釈迦堂ちゃん。」
ん?父さんの知り合いか?
「見た感じ大分強くなったみたいねえ?さすが、川神院の師範代といったところかしら?」
師範代!?川神院の!?どおりで強そうな訳だよ。
「ハハハハ!あなたに誉められるとは光栄ですわ。それで?今日はどういったご用件で?というか、」
――――――そっちの小僧はだれです?
ぞあ!?!
気当たりというものがある。自分の気に指向性をもたせて相手を威嚇するという技だが、達人になるとそれだけで格下の相手を失神させることができるという。
そんな達人の一人である釈迦堂形部の気当たりを四季は、
ギンっ!
「ほう・・・。」
「ふう・・・。」
はねのけた。
鬼道流術技『流転』
これは、相手の闘気に自らの 闘気を少しずらしてはねのけ、相手のリズムをくずす技。
それに釈迦堂は感心したような声をだす。
(なんつう小僧だ。今の技もそうだが、その技を使用可能にした精密なまでの気の制御能力。それだけなら師範代に届くかもしれん)
「今日はうちの息子と鉄心ちゃんの孫娘で試合をしようとおもってねん♪・・・・・・ていうか、その様子じゃ知ってたでしょ。うちの四季ちゃんのことを試した見たいだし。」
そういって奉山は笑う。目は笑ってなかったが・・・・・・。
そう、今日の試合、『百代VS四季』の他流試合は師範代である釈迦堂ももちろん知っているわけである。そこで、奉山と直接面識があった釈迦堂が案
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ