第153話 仇
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シィや皆に黙っておく事にした。最強チームに話があるのなら、初めから最強チーム宛に手紙を書くはずだ。なのに、俺だけに手紙を出したとゆう事は・・・アカネが言う話は、俺だけに関係してるって事だ。もしその話が、危険な話だったら、ルーシィはもちろん、最強チームの皆や、ギルドの皆を巻き込む訳にはいかない。俺はルーシィに向き直ると、
リョ「ルーシィ、悪いけど、今週の土曜日に用事が出来た。」
ル「用事?」
リョ「あぁ。急な用事がな。」
ル「私は、行っちゃダメ・・・かな?」
リョ「・・・悪い。今回はダメなんだ。」
ル「そっか・・・」
ルーシィから視線を逸らすが、ルーシィが暗い顔をしてるのが分かる。
ル「・・・分かった。浮気とかしないでね。」
リョ「するわけねぇだろ。もししたら、『銀覇剣』か『天力剣』か『嵐真剣』で、俺の首を切り落としてくれ。」
ル「そ、そんなグロテスクな事、さらりと言わないでよ・・・」
ルーシィが小さく笑った。これで安心だ。俺はミラから紙と鉛筆と封筒を貰い、アカネに返事をした。
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土曜日。俺は馬車から降りて、運転手のおじさんに礼を言う。おじさんも俺に小さく頭を下げると、馬車を走らせて行ってしまった。俺は目の前にある幸福の花のギルドを見つめる。
リョ「相変わらずでっけぇ〜ギルドだなぁ〜。」
何度見ても、どこかのお屋敷と間違えそうだ。こんなでっけぇ〜ギルドに、たった6人しかいないなんて、随分贅沢だよなぁ〜。そう思いながら、俺はギルドのドアを叩いた。すると、金髪のおかっぱ頭に黄色い着物を着たパンジーが以前と同じように出迎えてくれた。パンジーは俺の顔を見ると目を輝かせて、
パ「リョウさんだリョウさんだっ!おか・・じゃなくて、マスター!皆ァ〜!リョウさんが来たよ〜!!あ、どうぞ中にお入り下さい。」
8歳だとは思えないくらい礼儀が正しすぎるぜ。俺はパンジーの案内により、大広間に通された。
中ではアカネ、ナデシコ、サクラ、スミレが頭を下げて待っていた。アカネが顔を上げると、
ア「リョウ様、本日は突然のお呼び出しに来て頂き誠にありがとうございます。」
リョ&ア以外「ありがとうございます。」
あぁ〜やばい・・・頭が可笑しくなりそうだ。こんな礼儀正しすぎるあいさつを毎日のようにしてるなんて、俺には考えれないぜ。
サ「どうぞ。」
リョ「あ、あぁ、ありが、とう・・・」
サクラがお茶を入れてくれた。俺は小刻みに震えている手でゆのみをを持つと、
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