第10話
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は、うずまきナルト対うちはサスケの試合を始める。
準備はいいか?」
「ああ・・・。」
「いつでもいいってばよ。」
「では・・・始め!」
合図と同時に、2人はサークル中央へ駆ける。
サスケは右手に拳を作りナルトの顔面目掛けて殴りかかるが、それは両手を交差したナルトの腕に阻まれる。
「・・・!?」
サスケは殴った瞬間、何やら違和感を覚えた。
"何だ、この感じ・・・肉の感触じゃねぇ・・・一体何なんだ?"
「考え事してる暇があるのか?
なら、コチラから行かせてもらうぞ!」
「・・・!?」
ナルトの殴打のラッシュが始まった。
人体の様々な箇所に存在する急所を狙って次々と拳を突き出して行く。
ナルトは少々手加減をしているものの、それでも子供にとってはかなり速い速度で突きを連打する。
「オラオラオラオラオラオラ・・・!!」
その速さについて来れず、サスケはガードするので精一杯になっている。
そして、ついにガード仕切れなくなり何発かサスケの腹にナルトの拳が入る。
サスケは痛みで顔を歪ませる。
「貧弱!貧弱ゥ!」
"一発一発が何て重さだ・・・ガードしてる腕が痛ぇ・・・"
次第に腕に力が入らなくなっていく、サスケ。
そして、ついにサスケに大きな隙が出来る。
ナルトはそれを見逃すはずもなく、何十発と一気に拳を叩きつけた。
「君がッ!殴るまで!殴るのをやめないッ! 」
何かセリフが違うぞー。これじゃあ、サスケ君が死んでしまうよ?
「あれっ?そうだっけ?
まあいいや、これで止めだ。
フ○ルコォーン・・・パァーンチ!」
サスケの鳩尾に渾身の一撃が放たれる。
サスケの体は軽く宙に浮き、そのまま地面に落下し倒れ伏す。
モブ共からは悲鳴やナルトへの罵声が上がる。
「Show me your moves!」
スマブラでお馴染み"キ○プテンファルコン"のアピールポーズを決め、ナルトはドヤ顔をする。
「勝者!うずまきナ「まだだ・・・まだ終わって・・・ない!」サスケ!?」
サスケは多量の汗を滴らせ、血反吐を吐きながらも辛うじて立ち上がる。
「ほほぅ、まだやるのか・・・」
「サスケ!もう終わりだ!」
「うるせぇ・・・オレはここで負ける訳にはいかねぇ・・・兄貴を越すまでは・・・負ける訳にはいかねぇんだ!!!」
唸り声を上げながら次々に印を組んでいく。
そして、思いっきり息を吸い、目いっぱい肺に空気を溜め込み、一気に吐き出すようにして術を発動した。
「"火遁・豪火球の術"!」
サスケの口から巨大な炎の塊が放たれ、轟音を立てながらナルトに迫る。
「うわっ、スゲェ・・・」「流石、サスケ君!」等、感嘆の声がモブたちから上がる。
しか
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