第102話
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れ邪魔をしに来たと思ったんじゃないのかと思う。
まぁ、まだ予想の範囲だが。」
麻生が自分の考えを話していると、ドパァ!!という音が聞こえた。
五和と麻生はその音がする方に視線を向ける。
「この音は何でしょうか?」
「さぁな。
だが、そこに倒れている襲撃者達と関係はありそうだな。」
「確認しに行きましょう。」
五和は槍を持ちながら音のする方に向かって走り出す。
麻生はため息を吐くと、五和の後を追う。
道なりに沿って走ると、人だかりが見えてきた。
五和は騒ぎが大きくならないように槍を分解して、先程の紙に収納する。
麻生と五和は人をかき分けながら、前に進んでいく。
最前列に行くと、運河の壁となる左右の道路が砕かれていた。
まるで、強引に何かが進んだ後のように見える。
「一体、何が・・・・」
五和はその光景を見て呟く。
ふと、麻生は見覚えのある人物が立っている事に気がついた。
白い修道服を着て、安全ピンで服を止めている。
こんな修道服を着ている人物など麻生の記憶の中で一人だけだった。
麻生はその修道服の人物に近づいてこう言った。
「やっぱり、インデックスか。」
麻生の声を聞いたインデックスは振り返り、驚いた表情を浮かべる。
「きょうすけ!?
どうしてここにいるの!?」
「天草式に招待で此処に旅行しに来たんだ。
うん?当麻はどこだ?」
インデックスの側に上条が居ない事に気がついた麻生は周りを見ながらインデックスに聞く。
「話せば色々と長くなるかも。」
「何だか、急に聞きたくなくなってきたんだが。」
ローマ正教に狙われた時から何やら面倒くさそうな事件の匂いを感じつつあった麻生。
そして、この街には上条が居る事が分かった。
これはどう見ても巻き込まれるフラグが立っている。
「とりあえず、建宮さんらと合流しませんか?
この騒ぎです、きっと建宮さん達も気がついている筈です。」
「私もちょうど天草式と合流したいと思っていたからちょうどいいかも。」
「麻生さんはどうしますか?」
と、五和は麻生に聞く。
「私的にはきょうすけは一緒に来てほしいかも。
今回の相手は少し・・ううん、かなり厄介な敵だもん。」
インデックスの言葉を聞いてさらに面倒くさいと率直に思った。
(でも、結局巻き込まれるんだろうな。)
はぁ〜、とため息を吐いて言う。
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