第152話 紅茶とコーヒー
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
鎖の少女の討伐から帰って来て1週間。鎖の少女の魔道士は評議委員によって皆逮捕されたの。逮捕協力により、ギルドに50万Jが渡されて、マスターはすっかり浮かれちゃって、
マカ『今夜は宴じゃあーーーーーーーーーーっ!!!』
って事になって、その日は朝から晩までぶっ通しでお祭り騒ぎだったわ。お陰で今日は寝不足なのよねぇ〜・・・
ル「ふわわわわぁ〜・・・」
眠気覚ましに紅茶でも飲もうかな。私は椅子から立ち上がり、やかんにお湯を入れて沸かし始めた。私は窓から空を見つめた。今は昼だけど、『ブラックテンプラネット』のせいで必ず1日1回は空を見上げる癖がついちゃったのよねぇ〜。
ル「金星が、私の守護星・・・か。」
あんな大事件に、まさか自分が中心的な存在になるとは思ってもみなかったし、未だに信じられない。それに、あんな強敵相手にたった1人で戦ったのも初めてだったし、宇宙をあんな間近で見たのも初めて。いろんな事が同時に起こって大変だったけど、無事に帰って来れただけでも『奇跡』だと思わなくっちゃ。シュンシュンシュンシュンシュン。
ル「あっ!もう沸騰してるっ!」
ボォーーーッとしてたからお湯が沸騰してるの全然に気がつかなかった。私は急いで下の戸棚から紅茶の粉と、食器棚からお気に入りのカップを取り出して紅茶を入れた。入れたての紅茶の入ったカップを持って、また机に座ると、引き出しから数枚の便箋と1枚の封筒を取り出して、天国のママとパパに手紙を書く事にした。白い羽ペンのペン先に黒いインクを付ける。
『ママとパパへ
お元気ですか?私はこの通りピンピンしています。
この前あった新たに誕生した闇ギルドの最大勢力、ビゲスト同盟の1角、鎖の少女を討つ事になり、私達妖精の尻尾の最強チーム10人+2匹+1羽が行く事になったの。そして、一緒に鎖の少女を討つ事になった古い道化師の6人の魔道士と連合を組む事になったの。でも、その古い道化師の6人は、何と!鎖の少女の魔道士の変装だったのっ!鎖の少女の目的は、コロールの森にある唯一の湖に500年以上も封じられている伝説の闇魔法、『ブラックテンプラネット』を手に入れる事だったの。『ブラックテンプラネット』は、全宇宙にある10の惑星を支配する事が出来る闇魔法で、『ブラックテンプラネット』の封印を解く為には、10の惑星を自由自在に操る事が出来る惑星操作の能力と、失われた魔法の1種、怪物召喚の魔法が必要だったの。鎖の少女は運が良い
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ