十字架
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、三角形の結界がシュランを包む。
脱出を試みて結界に触れるシュランだが、彼女の手より先に触れた髪蛇がじゅっと音を立てて燃え尽きた。
当然復活するが、生憎シュランは不死身ではない。
脱出は不可能なようだ。
「換装」
短く呟き、持っていた剣を一瞬にして別空間へと戻す。
彼もまた、エルザやビスカと同じ『換装』の使い手だった。
が、エルザの様に魔法の鎧に換装する訳でも、ビスカの様に銃器を換装する訳でもない。
彼は『剣』のみを換装し、それによって己の戦闘力を変える。
その魔法の名は・・・剣士。
「行くぞ、蛇女。貴様の相手がどれだけ敵に回してはいけなかったか・・・その身で知れ」
そう言い放つと、クロスは剣を構え・・・。
「真空の剣!」
剣先から突風を起こした。
「きゃあああああああああああああああああっ!」
ティアからの攻撃に加え、クロスからの攻撃。
それに耐えられる程、シュランは頑丈ではなかった。
結界を突き破り、シュランは吹っ飛び・・・今度こそ、気絶した。
「・・・生憎だったな、俺は相手が女だろうが子供だろうが容赦はしない」
クロスはそう言い残すと、ナツ達の元へと向かっていった。
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