魔法先生ネギま!
0440話
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し尽くす。
「加速」
石の槍が燃え尽きるのを見ながら、精神コマンドの加速を使用。瞬動と同時使用してフェイトの懐へと潜りこむ。
『紫炎の捕らえ手!』
こちらもまた混沌精霊の能力の1つである焔ノ宴の能力である無詠唱による呪文行使を使用し、一瞬でフェイトを炎で出来た円柱へと閉じ込める。
当然、この程度の魔法ではフェイトなら数秒も使わずに破れるだろうが……その数秒が在れば十分だ!
『槍の火蜥蜴50柱!』
槍を持ったサラマンダーが50匹姿を現し、四方八方からその槍を構えて炎の円柱へと突き進む。その後ろ姿を見送りながら、俺は再度魔法を行使するべく口を開く。
『奈落の業火!』
現れたのは闇そのものでもあるかのような漆黒の炎。その黒い炎が、まるで絡みつくようにフェイトを捕らえている円柱を侵食していく。
……どうした? この程度で終わるのか? そう思った直後、円柱の中から呪文を唱える声が聞こえ……
『石の息吹』
その魔法が発動された瞬間、背筋がゾクリとして咄嗟にフェイトから大きく距離を取る。
その選択肢が正解だったというのはすぐに分かった。フェイトを中心にして吹き上がった石化の煙は周囲数十m四方を瞬く間に満たしたのだ。もしあそこにいれば俺もまた石化させられていただろう。
空間倉庫からこれまでに手榴弾を5個程取り出して次々に放り投げ、混沌精霊としての力で次々に炎を放って石化の煙に手榴弾が接触する前に爆破していく。
炎により強制的に爆発させられた手榴弾の爆風により吹き飛んでいく石化の煙。それを見ながら再び右手をフェイトの方へと向ける。
「生命ノ宴」
先程と同様の生命ノ宴。ただし、今回作り出す炎獣は鳥や虫といった小さな物では無く巨大な、体長10mはあろうかという竜だ。
「行け」
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!」
その巨体に似合った雄叫びを上げ、羽を羽ばたかせて石化の煙が手榴弾の爆風により吹き飛ばされたその場所へと突っ込んでいく。
同時にその様子を見ながら、影精をこれでもかとばかりに練り込んだ巨大な影槍を作りあげ……来たっ!
さすがにあの炎獣は一瞬でどうにか出来るものではないと判断したのだろう。まだ石化の煙が充満している場所を突き破るようにしてフェイトがその姿を現す。
「直撃」
精神コマンドの直撃を使用し、通常の影槍50本分の影精を練り込んで圧縮した1本の影槍。それがまさに空気を斬り裂くようにしてフェイトへと迫る。
「っ!?」
咄嗟に多重魔法障壁を展開するフェイトだったが、俺の放った影槍は精神コマンドの直撃の効果でその魔法障壁を次々と突破してフェイトへと迫る。
だが、フェイトはまるでそれを理解していたかのように影槍
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