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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十八話
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達にも直結する話になるわね」
「お聞きします」
真剣な表情を浮かべる二人。
「貴方たちの対闇の書の作戦案、グレアム提督より聞かせてもらったわ。正直、実行可能かどうかが運に頼りすぎてる気がするのだけれど」
「それは否定できません。ですから貴方方には、襲撃してくるであろう第三者勢力に備えていただきたいのです」
「第三者勢力……それは、これまでに貴方たちに襲撃してきた集団のことかしら?」
「はい。それだけではないかも知れませんが」
「なるほどね……まぁ、検討させていただく、といったところかしらね。ただし、貴方たちの策が失敗した場合、何があろうと現場の指揮権はこちらに移していただくことになるわよ?」
「構いません」
毅然として言い切った竜二の目を見て納得したのか、リンディは数回うなずいた。
「それでは決行の日時が決定し次第、こちらに連絡をいただけるかしら」
「わかりました。わざわざご足労いただき、ありがとうございます」
「いいわよ別に。アースラまで話に来いとか言えないしね」
すると、タイミングを見計らったかのようにはやてが昼食をシャマルとザフィーラがはやてを手伝いながら昼食を持ってくる。どうやらそうめんらしい。
「夏といえばこれやでな」
「せやでな〜」
そして、リンディがそばつゆにミルクを入れようとしたのを全力で阻止した竜二とはやてであった。
昼食を終え、リンディを見送った竜二は、はやてから長方形をしたそこそこの重さの薄い箱とメモ用紙を渡され、自室で確認していた。箱をあけた途端、竜二とアスカは呆れかえる。
「これ……財布やないか。しかもフレディが使ってた奴ちゃうん?」
「中身は……ひぃふぅみぃ……えっ!?」
「え、ちょ、見せて……ハァァアアアッ!?」
どうやら、かなり膨らんでいたらしい。十分に驚いた後、最も持ち歩くことの多いショルダーバッグに入れて、箱をさらにひっくり返すと、カツラとボクサーパンツが出てきた。それはすぐさま見なかったことにして箱に戻し、メモを確認する。
「西村……ああ、あいつか」
「ご存知ですか?」
「ああ、大阪におった時にちょっとな。一昨日の夜しかけてきた連中の一人や」
「え!?」
「とはいっても、今どうしてんのかは知らんけどな。裏切ったっちゃ裏切ったんかも知れんけど、俺に言わせりゃあんな先のない世界で生きてたってしゃあないって思っただけの話なんやけどな」
「それが気に食わなかったのかも知れませんね。で、彼と会うんですか?」
「大阪からわざわざこっちまで出張ってくれたんやし、会わんわけにはいかんやろ」
そう言うと竜二はメモに残された電話番号を携帯に打ち込んで耳に当てた。
数時間後、日も暮れようかという夕方
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