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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十八話
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さんもこりないわねぇ……」
「まぁ、主への愛だろう。行き過ぎてる気がしなくもないが」
あきれるシャマルとシグナム。竜二曰く、一緒に風呂に入ると色々始めてしまうからしばらく出てこなくなるため、はやてが大人になるまでは我慢しろ、と以前釘を刺されたらしい。それでも懲りないのはご愛嬌。
「……いつもああなの?」
「ええ、いつもああです」
リンディが表情を固まらせたままシグナムに聞くと、バッサリと返ってきた。
「今、彼はどのくらい強くなってるの?」
「私もそろそろ本気を出したくなる程度には。かなり成長していると思いますよ」
「ずいぶんあいまいね……直人君かクロノをぶつけてみようかしら」
「あなたは出ないのですか?」
「私が出たら彼がかわいそうよ」
平然と言い切るリンディ。フレディの言う「鋼の艦長」の名前は伊達ではないらしい。
「以前話に出ていた、フレディという男と戦ったらどうなりますか?」
「殺されるわね、間違いなく。今のままなら、早いか遅いかの違いだけよ」
「……そうですか」
「間違っても関わろうなんて思っちゃだめ。あなたたちの性質上嫌でも関わらなきゃいけないときがくるかも知れないけど、アレはただの暴風雨。そこにあるものをただ壊して殺していく。そして死なない」
「……」
今度はシグナムが絶句した。
「私はアレに関して嘘は言わないわ。それにしても、ベルカの人間ならあなたたちのほうが詳しいと思っていたのだけれど」
「我々は確かに長い時間動かされてきました。ですが、実際の活動期間など10年にも満たないのです。今くらいの時期になれば、皆闇の書を起動していましたから」
「そう……そして眠っている時間は、当然あなたたちの外で起こっていることを自ら調べることはできない、と」
「はい。今の主といると、色々なことに気を使っている気がして、こんなことは始めてです」
「なるほどねぇ……」
これまでの主との時間は、戦うことしかしてこなかったというのなら、それに間違いはないだろう。
「でも、今のあなたたちは幸せそうに見えるわ」
「そうですか?」
「ええ。そんなに大きな問題を起こすことなく、ただゆっくりと主と過ごす。戦いの中に身をおくと、そんな何気ないことが幸せに思えるものよ」
「……確かに」
するとようやく竜二がシャワーから出てきた。適当に引っつかんだTシャツと短パン姿である。
「どうもこんにちは」
「こんにちは。そこにかけてもらえる?あなた達は外れてもらってかまわないから」
「はい、失礼いたします」
そしてシャマルとシグナムの二人が席をはずした。テーブルを挟んで向かい合う二人。
「リンディさん自らお出ましとは、よっぽどの重要案件ですか?」
「ええ。あなた
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