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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百八話:出陣の朝
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らしい手つきであちこち触り倒したのよ」
「ちょ……!!クラリス……!!」
「……なんですって?」

 スパッとバラしたクラリスさんに悲鳴を上げる踊り子さんたち、ピクリと眉を動かして踊り子さんたちを睨み付けるキャサリンさん。

「……アンタたち。こんなに可愛い娘を、……無理矢理?……剥いて?……好き勝手に弄り回して、怯えさせるだなんて。……なんて、はしたない。……なんて、……外道な。……淑女にあるまじき、暴挙よね?」
「……す……すみませんでしたーー!!」
「反省してます!!悔い改めました!!」
「……当然よね。まだそんなことしてるようなら、出会い頭にシメてるわ。……ただ。……してしまったことには、……お仕置きが、必要よね……?」
「……」

 もはや言葉も無く、蒼褪めて黙り込む踊り子さんたち。

 え?怖い人なの?
 キャサリンさん、そんなに怖い人なの?
 下手なことをしたら、粛清されてしまうの?

 ……怖いかも!

「……あら、やだ。アタシまで、ドーラを怯えさせたらダメよね。淑女失格だわ」

 と、キャサリンさんの雰囲気が急に和らぎます。

「ドーラ、怯えなくても大丈夫よ?アタシは可愛い娘が嫌がるようなことはしないし、馬鹿どもは改めて教育し直しておくから。安心して、いつでも遊びに来てね?」
「そうよ、ドーラちゃん。キャサリンは、大丈夫だから。怖がらなくていいのよ」
「キャサリンさん、クラリスさん……」

 今ちょっと、かなり怖かったが。

 実際、キャサリンさんには何も嫌なことはされてないし。
 私のために、怒ってくれたようなものでもあるし。
 クラリスさんもそう言うのなら、間違い無いだろう。

「……わかりました!ちゃんと可愛くして、また来ますね!」
「ええ、楽しみにしてるわ。……アンタたちは、帰ったら……わかってるわね?」

 私に優しく微笑みかけた後、また踊り子さんたちに鋭い視線を向けるキャサリンさんに、諦め悪く食い下がる踊り子さんたち。

「えーと……どうしても?」
「反省して改めたし、今回は」
「……今すぐ、お話が必要かしら?」
「……帰ってからで、お願いします!!」
「そう。なら、せいぜい楽しんでくることね。行ってきなさい」


 キャサリンさんのお見送りを受けて、踊り子さんの宿舎を離れ、宿に取った部屋の前に到着します。

「……バネッサさんは、まだ来てないみたいですね?この時間なら、ヘンリーも外に出てるかもしれませんけど」
「そう。なら、ひとまず部屋に入って待つ感じになるのね。……じゃ、あたしたちは適当な場所から見守ってるから!頑張ってね、ドーラちゃん!」
「……やっぱり、見てるんですか?」
「当然よ!大丈夫、いい雰囲気になったら速やかに撤
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