第二話 幼稚園ですか
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たわけじゃないですよ?(メタ発言)・・・・・・・・・本当ですよ?
まあそんなわけで、今回は俺の幼稚園での華麗なる(笑)日々を見てもらおう。・・・・・・・・・さっきから誰にいってるんだ、俺は?まあいいや。
「あ!四季君!!」
ん?おお!あれは!!
「くまちゃん、おはよう!」
「おはよう。四季君。」
こいつはくまちゃんこと“熊飼満”。食べるのが好きで、家にも両親とよく来るので、自然に仲良くなった。
「くまちゃん、ほらこれ、家の新作!『にしんのパイ』。試食頼むよ!」
そういって俺は幼稚園バックからにしんのパイがはいった籠をくまちゃんに渡す。(明らかにカバンの面積より籠のほうが大きいのは気にしない方向で)
くまちゃんは、子供ながらその舌の評価は確かで、うちの父さんも認めているほどなので、ときどきこうして試食を頼んでいる。
「わあ、本当にできたんだあ。」
「ああ、以外に大変だったんだぜ?結構臭いがきつかったから、それを消すのにいろいろ香草をためしたりしたり。俺も手伝ったんだ!」
今、俺がくまちゃんに渡したのは『にしんのパイ』。このあいだ、幼稚園で皆で一緒にみた『魔女で宅急便』に登場したニシンのパイをくまちゃんが食べてみたいといったのでうちで作ってみよういうことになったのだ。
「お昼にあいつも誘って一緒に食べようぜ?」
「うん。」
そういえばあいつはどこだろう。一緒に食べるならあいつも誘わないと。
「くまちゃん、忠勝は?」
「ああ、忠勝君なら、「よう。」あ、来た来た。おはよう忠勝君。」
今来たこいつは“源忠勝”。うちの常連客の、“宇佐美巨人”さんの息子で、年齢の割に精神年齢が高く、話しがあい、仲良くなった。…仲良くなった理由の一つにはお互いキャラの濃い父親のことを愚痴りあっていたというのもある。
「よう、忠勝。例の物が完成したんだが、お前も食べるだろ?」
「本当に作ったのかよ。お前もよくやるな。」
「まーなー。お客のにーずに答えてこそ料理人だろ?で、食べるか?」
「ああ、じゃあもらう。勘違いすんなよ!ただ料理がもったいないからもらうんだからな!」
「わかってるよ。」
お前が素直じゃないことがな。
「二人ともそろそろ教室入らないと。」
くまちゃんの声が聞こえる。おっとっ!もうそんな時間か。
「じゃあいこうぜ忠勝。」
「ああ。」
そうして、俺たちは教室に入っていった。
あ、ちなみに俺たちは『バラ組』だよ。興味がない?そうですか(しょぼん
☆ ☆
「それでは二人一組になってくださいね〜。」
バラ組の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ