暁 〜小説投稿サイト〜
焼き鳥ハイスクールD×D 〜 ちょいワルホスト系に転生した男 〜
魔力修業
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つも出現した。

「これが魔力だよ」

「おぉ…」

俺は思わず感嘆の声を漏らす。

いくつもの魔力を同時に行使してみせた兄上の魔力操作の技術を単純にすごいと思ったということもあるが、はじめて見た、純粋な魔力の輝きが、思いのほか美しかったこと。それに元人間としては、魔力のような不思議パワーには憧れに近いものがあったので、これを自分も扱えるようになるんだと、少しわくわくしてきたというのもある。

「初めはここまでできなくてもいいから。まずはバレーボール大の魔力球を作ることを目標に頑張ろうか」

「わかりました」

まあ、さすがに最初から兄上みたいにできたら苦労しないだろうし、それは当然だろう。

「それじゃあ、まずは目を瞑って。意識を集中させなさい。そうして魔力の波動を感じるんだ」

俺は兄上の言うとおりに意識を集中させ、自分の体の中を「魔力どこだー」と念じながら探る。すると、


ボゥ…


ん?これか?

俺は体の中になにか温かいものが漂っているのを感じた。


「兄上、見つけました!」

「よし。なら、体全体に魔力をオーラとして纏わせてごらん。衣を着るようなイメージでやってみて?」


兄上のいうとおりにやってみると、体全体が少し暖かくなってきた。どうやらうまくいったようだ。

それ見た兄上は満足そうに頷いた。


「うまくいったようだね。それじゃあそのまま体全体を覆う魔力のオーラから、手のひらに流れるようなイメージでかき集めてごらん」


よーし!俺は気合いを入れて手のひらにバレーボールを生みだすようなイメージで魔力を集中させる。


すると…、



ボウ!


「おっ!」


俺の手のひらに赤い球体が出現した。

どうやら一発目で成功したらしい。

なんだ簡単じゃないかと、俺は気を緩める。その時、


「危ない、ライザー!」


兄上が突然俺にむかって叫ぶ。

どうしたんだと俺は兄上の方に顔をむけようとするが、



ピカァアァアアァ!!


「…へ?」

手のひらの魔力球が発行し、そして…









ドガアァアァアアァァアアァン!!

「へぶうぅっ!?」


爆発した。


俺はその爆発によって起こった爆風に修行場の壁まで吹き飛ばされ、そして、


「がっ!?」


思いっきり頭を壁に強打した。


「〜〜〜〜ッ!?痛ってええええええ!!」


あまりの痛さに思わず悶舌しながら転げまわる俺。

な、なんなんだいったい?突然魔力が爆発したぞ!?


「また派手にやったねライザー」

そう呆れたような声でルヴァル兄上が俺
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