〜前編〜
6話
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カンピオーネになったからと言って特に変わったことはなかった。普通に学校生活を送ることも出来たし、友達と一緒に遊びにいったりもできた。しいて変わった所があるなら何故か恵那が俺の家の隣に引っ越してきて朝・夜と一緒にご飯を食べていることと、何処の組織か分からないけど誰かに監視されていることぐらいだ。カンピオーネになったおかげか勘が鋭くなってそういうのがわかるようになった。でも、向こうから何かやってこない限り俺から何かしようとは思わないからそのままにしている。あ、あと変わったことと言えば、恵那が前まで俺のことを「海斗」って読んでたのにカンピオーネになった次の日に恵那に会ったら「王様」と読んできたから慌てて今まで通りに読んでもらうように頼んだら恵那が、
『確かに最初に会ったときからそう言ってたからそっちの方がいいしねー』
と言っていた。そんなこたとがあり今は「海斗」に戻っている。
恵那が何故俺の家の隣に引っ越してきたか来ないだ家にご飯を食べに来たときに聞いたら、
『えーっとね、恵那が海斗のお側にお使いすることになったからなんだ。正確には恵那が海斗のお嫁さんになるために今から仲良くさせるんだって。恵那っち家のお婆ちゃんが言ってた。』
この時はすごく慌てたけどどうにか恵那を説得し普通に友達ということになった。
「ねえ〜、海斗聞いてる?」
「ああ、聞いてるよ。で、なんだっけか?」
「もお〜、聞いてないじゃん」
と恵那が拗ねながら上目遣いで俺を見てきた。その可愛い仕草に見惚れてしまった。が、その考えを自分の頭から追い出し恵那がなんて言ってたか思い出そうとしたが結果として思い出すことは出来なかった。そのことをわかってかわかってないか、わからないけど恵那が
「ちゃんと聞いててよね。明日
私の昔からの友達で同じ姫巫女の子にあわせたいんだけどいい?」
「ああ、いいよ。」
と夕ご飯を食べていたら急にそんなことを言ってきた。
「ああ、もちろんいいよ。恵那の友達なら会ってみたいしね。」
「ほんと??ありがとう。じゃあ明日10時に恵那の家に来てね!」
「おう」
その頃、正史編纂委員会東京分室では、甘粕と沙耶宮馨は驚いていた。
「はぁー、まさかほとんど同んなじ時期にカンピオーネが2人も日本に生まれるなんて思いもしませんでしたよ」
「まあ、甘粕さんこればかりはしょうがないですよ。僕たちただの人間にはどうすることも出来ませんよ」
「軍神ウルスラグナを倒して神殺しになった草薙護堂。日本の神、月読を倒して神殺しになった須郷海斗。私たちはどう動くべきなんですかねー?」
「須郷海斗の方には何故か恵那が付
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