過去
ワイがなぜエセ関西弁をつこうてるかっちゅーの。気にならへんか?深い理由は特にはなかったりするんのやけど、な。
ただ、一般中学生にありうる失恋が原因ちゅーことや。
まだカミやんともであっておらんかったあの頃の話――――――
△▼△
「なーなー聞いたか?転校生が来るらしいぞ」
「あぁ、それもかなりかわいこちゃんらしいね」
クラスの中は、転校生の話題で溢れかえっている。
あほらしい。転校生属性は二次元だからこそ、というものだ。
小さい頃から何でも出来てしまった僕には『想像力』が欠けていて、一向に能力が開花しなかった。
そんな傷心状態の僕は、ライトノベルへと逃げていった。
彼女たちは余計なことを言わないし、僕を蔑むようなことはしない。そして、何よりも可愛い。
僕は僕の未来をこれしかないと決め付けていた。
しかし、入ってきた転校生はそんな『彼女ら』を凌駕する、可愛さだった。
いわゆる、一目惚れだった。
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