EX 悪夢
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続ける。
「逃げて逃げ続け、醜態を晒す生を送るがいい…。お前にはそれがぴったりだ…」
「イタチ…さん…」
「お前は俺を優しい人と思い込んでいたようだが残念ながら違う。俺は力を手に入れるためなら手段は択ばない…。俺以外の命など最初からどうでもよかったのだ」
「うそだ…、うそだそんなこと !」
「いい加減にしろ…」
「ぐぁぁぁっ !」
右手にクナイが突き刺さる。痛みは本物だ。幻術ではなく、紛れもなく現実の…。
「俺が憎いか… ? フッ…。憎め…、恨め…。まぁ、お前にその勇気があるとは思えないが」
「…」
バタッとダンテはここで意識を手放し、床に倒れた。イタチはそれを見下すかのような瞳で見ていた。その表情にかつての面影は感じられない。無表情のロボット同等であったといってもいいだろう。
「…」
「(許せ、ダンテ…)」
「わぁぁっ !」
時刻は午前7時30分。悪夢を見て起床。
大門前集合まで後30分である。ダンテは急いで支度を済ませ、荷物を背負って集合場所に向かう。
「(まさか、あの夢を見るなんて…)」
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