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NARUTO -もう一人のうちは-
第1話 下忍初大仕事(ファーストミッション)
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と共にダンテの心に火が付いた。自分の目標のために、最初の任務がどのレベルであれ、課せられた以上はそれを果たしたい。見てろよサスケと言わんばかりにダンテも遂に重い口を開く。

「ボクも…、その任務に参加します !」

「よし ! 全員参加だね ! 明日、僕たちは湯の国へ出発する。それぞれ準備を済ませておくように ! それでは、解散 !」

ヤマトという青年はどこかへ走って行った。
残りの3人も、明日の出発へ向けて早く帰ろうとしていた。

「参加するとはいっちゃったけどさー」

「やっぱり不安だなぁ…」

ラオとダンテが弱音を吐き始める。参加するとは言ったものの、やはり高度な任務と聞かされて気負いしたのだろうか。

「はぁ〜 ? テメェら男だろ ? ウジウジすんじゃねぇよ」

メイが一喝。
男が女に喝を入れられる光景は珍しくはない。気弱い男は気強い女によく色々と吐かれるという例を彼らはやってのけた。つくづく情けないと思うダンテとラオであった。


「よし、こんなもんかな…」

ダンテは荷造りを一通り終え、外の空気を吸いに庭に出る。外に出ると満月が悠々と輝きを放っているのが目に見える。

「月…か…」

ダンテはその丸い月をみてあることを連想しようとするが思考がストップする。否、思考をストップさせた。

「あれは…、何かの間違いだよね…」

そうあることに結論付けたダンテは寝室に向かい、そのまま眠りについた。





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