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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百七話:着せ替えドーラちゃん
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落ち着かないかもしれないけど。ドーラちゃんは、可愛いから。自信を持って。大丈夫、ヘンリーさんもきっと、喜んでくれるわ!」
うーん。
落ち着かないはいいとして、見た目に関しては自信が無いなんてことは、特に無いんですけれども。
ヘンリーが、喜ぶ……。
……うん、ある意味、喜ぶかもしれない。
エンターテイメント的な意味で。
そもそも、ヘンリーがバネッサさんを嫌がってる場合に備えて、効果的なキャラクターを作り込んでいくんだから!
例え吹き出したい気分に襲われても、実際に吹き出してしまったとしても、ヘンリーだって空気読んでなんとかするはず!
むしろ本気で嫌なら地獄に仏の気分で、笑うどころでは無いかもしれないし!!
「……わかりました。私、頑張ります。頑張って、清楚な美少女を、演じ切ります!」
「え?演じる?……いや、別にそのままで十分」
「私!絶対に、勝ちます!バネッサさんを完膚無きまでに打ち負かして、ヘンリーを救出します!」
「え?いや、打ち負かすとか。ありがたいけど、それは結果的にそうなるんだからいいくらいで。そんなことより、ヘンリーさんを惚れ直」
「ヘンリーが、本物の運命の相手に出逢えるまで!私が、確実に、ヘンリーを守ります!!」
微妙だと思う相手にとりあえずぶつけるなんてことは、今回限りにして!
ちゃんと、素敵な相手に出逢えるまで、守り抜きますとも!!
「え……ええーー??そういう感じなの、ドーラちゃん??」
「やだ……ヘンリーさん、お気の毒……」
「……応援すべきなのは、ヘンリーさんだったのね……。ドーラちゃんじゃ、なくてね……」
「せめて……せめて。明日は最高に可愛らしいドーラちゃんを、ヘンリーさんに見せてあげましょう……」
「そうね……ヘアメイクもしっかりして、一時の幸せを味わわせてあげましょうね……」
踊り子さんたちが、なんか涙を拭いながらヒソヒソと話し合っていますが。
なんだろう、私の健気な決意表明に、感動してくれたのか。
「ドーラちゃん、さっき着てみた服。全部、あげるから。たまには、ヘンリーさんに、着て見せてあげてね……」
「え?あんなにたくさん、いいんですか?」
「いいのよ。貰い物だけど、着てなかったから。趣味に合わない物を無暗に贈られても、困るのよね」
「……貰い物なら、私が貰ったら不味いのでは」
「いいのよ。気に入れば使うし、気に入らなければ使わないし。そのうち、こっちの趣味を相手もわかってくるから。相手だってもうわかってるんだから、いいの。あっても困るだけだから、持って行って」
「そうですか。なら、遠慮無く」
「ヘンリーさんに!見せて、あげてね!」
「……え?……まあ、着れば当然、見せることになるかと」
「そう!なら、い
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